
サタノファニ116話117話118話
ネタバレ感想
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生徒や教師として潜入したことが早々にバレてしまった羽黒のメデューサたち。
カレンはさっそく男子の童貞を保健室で奪って楽しみ始めるが、屈強な水泳部員であり、男のメデューサでもある平に襲われ劣勢を強いられる。
変わって相手をした千歌とも互角の戦いを繰り広げる平は、なんと同じルーカスを宿していたのだった。
116話
窓ガラスがブチ破れれば、さすがに職員室にも音が届いた。
教団の力が大きい村とは言え、一般人の教師たちは騒ぎ出し、体力自慢の筋肉教師が現場に向かおうとした。
すると教団の技術顧問である龍野がタイミングよく信者を引き連れて現れた。
人の良さそうな顔をして教団主催で準備している体育祭の出し物の音だろうといい、笑顔ではいても有無を言わさぬ圧力をかけていく。
教団に敵対してプラスになることはないと理解している教師を黙らせるには、名前を出せば十分だった。
誰にも邪魔されない状況をお膳立てされたルーカスを宿す者同士、美少女と勃起少年の戦いは続行された。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2020年4・5号
奇しくもルーカス本人が最も好んで使ったナイフを、二人とも使っていた。
そのナイフを攻防はまさに、皮一枚を斬り合う白熱した互角の戦いだった。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2020年4・5号
平の突きを千歌が止めれば、平が千歌の一振りを防ぐ。
ただ同じ思考や戦闘スタイルでは、素の筋力差で少なからず影響が出てくる。
千歌のナイフを持つ側の腕を掴んだ平は、たわわな乳房に向かって切っ先を突き出した。
制服とブラは切れたかと思われるギリギリでくるっと躱した千歌は、器用にカマラのナイフを持ち換え、逆に自分の腕を掴んでいる平の腕を切り裂いた。
うまく足も引っかけて倒した千歌は、そのまま止めを刺そうとした。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2020年4・5号
平もそれをギリギリで躱すと、出血を逆手にとって手の平に溜め、毒霧のように千歌の顔面にぶっかけて目つぶしを食らわせた。
思わぬ機転を防ぎ切れなかった千歌は一瞬視界を失い、まともにダブルキックを食らわされてしまう。
まさに一進一退の攻防が続くが、リーチやパワーの差で千歌の方が体力を削られていた。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2020年4・5号
その頃、羽黒から派遣された警備隊は生物に模した盗撮カメラを学校に放って情報を得ていた。
本部にいる女医は視界良好な映像を見ながら、まさか男のメデューサが現れたことに驚いていた。
今まで男のメデューサを作れた成功例を持っていない女医は、共感性が高い女性しかなれないのが当たり前だと思っていた。
しかしこうして実際に存在している以上、同じルーカスを宿した千歌は明らかに分が悪いと感じると共に、どうやって男のメデューサを作ったのか知りたくなった。
息を切らしてきた千歌に気づいた平は、水泳で鍛え上げてきた自分がかなり優勢だと思い、ずっと膨らませ続けている股間をアピールしながらジャブを繰り出し、煽ってもっと戦いを楽しもうとすつ。
千歌は押されているように見せて、最後にあかんべーでさよならを告げた。
直後、背後のカレンに全く気付いていなかった平は首を真後ろにくびられ、カレンにやられたのを理解した。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2020年4・5号
あっけなく首が半回転して倒れた平に、千歌はタイマン気分で盛り上がった迂闊さをバカにした。
その時、カレンはまだ雄々しく勃起し続けている股間に気づき、死して尚、遺伝子を残さんとするたくましさを知り、もったいなく思った。
しかしそれは、まだかろうじて息があるからだった。
しぶとく生きていた平は最後の悪あがきでナイフをカレンに向け、射出スイッチを押した。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2020年4・5号
強力なバネで飛び出した刃は、真っすぐカレンに向かって血を飛び散らせた。