
ガンニバル5巻
ネタバレ感想
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村人全員からの視線を感じ、誰も信用できなくなっていく大悟たち。
後藤家の中にも良識ある人間がいたが、ほぼ全員が時代錯誤な因習の異常さを異常とも思っていない。
そんな中、大悟は妻子を逃がし、単身後藤家に踏み込むが…
ガンニバル5巻
喰われる予定の子供を連れて逃げた母親のことを人間と思うなと後藤銀から教育され、育ってきた恵介と洋介。
恐怖政治によって因習が正しいものと教え込まれてきたが、ずっとまともな考えを維持してきた洋介はいよいよ子供の世話役が回ってきた今、母親と同じ行動を取るつもりでいた。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル5巻
一方、後藤家の闇を暴こうとしていた大悟は署長に乗り込まれ、中途半端なところでパトカーに乗せられていた。
署長が供花村出身なこともあり、最初はズブズブな関係を疑っていた大悟だったが、今は同じ警察官として信用できると思えていた。
その通り、署長は後藤家を調べている県外の刑事たちと大悟を引き合わせた。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル5巻
署長たちが狩野が殺害され喰われたと信じるきっかけになったのは、後藤睦夫から脅されていた解剖医の中村の調べで、あの指から人間の唾液が検出されていたことが明るみになったからだった。
そこで大悟も、自分の額に傷をつけた2mはあろうあの人と呼ばれる大男が事件の核心だろうと述べた。
署長も幼い頃の記憶に見かけたことがある大男だが、今はもうかなりの高齢になっているはずだった。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル5巻
しかし、血を重んじる後藤家の家系図に該当する人物はおらず、また恵介の前に当主になるはずだった彼の母親、後藤藍は20年近く前に失踪したまま行方知れず。
大悟は顔を喰われた男、祭りの日に子供が殺されるかもしれないことも伝え、その監禁場所を協力者が調べてくれていることを明かした。
後藤岩男に裏切り者の存在を臭わせて疑心暗鬼を募らせ、子供を逃がされることを心配させてそこに向かわせ、尾行で場所を割る。
協力者は狩野にも協力していたあの男だった。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル5巻
そして密告者だと疑われた洋介は暴力で牽制されていた。
子供たちの救出作戦が立案され、祭りの段取りを踏まえて翌早朝を好機と見た。
後藤家が複数猟銃を所持していることから、子供監禁も含めた確固たる犯罪の証拠があれば特殊部隊を投入することも盛り込み、それぞれペアを組んで後藤家の闇を暴くために動き出した。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル5巻
しかし大悟は、妻子のことも考えてこの件から降りることを促された。
大悟も一旦は降りるべきだと考え、協力者が危険を承知で子供たちのために動いたのを思うと、自分も自分の子供のために降りるのがまともだと思えた。
しかし、大層な正義感よりもド畜生な犯罪者たちへの怒りがどうしても抑えられず、やはり参加を申し出たのだった。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル5巻