
パラレルパラダイス
119話120話121話ネタバレ感想
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仁科の記憶がないので、記憶を司る魔女に合いに行くことにしたヨータ。
ルーミは一度も好きと言ってもらえてなかったから仁科に嫉妬の炎を燃やし、宴会がスタート。
そして結局、ガールズは全員発情して寝込みの彼で性欲を満たしたのだった。
119話
出発する前に彼はナクタに会いに行った。
また憎き凌辱犯の顔を見せられたナクタはめんどくさそうに対応しようとするが、彼は何も言わずに牢の鍵を外して扉を開けると、これは貸しだと貸し付けた。
殺しに来た相手を殺さずに犯すだけで逃がしてやるのだから、かなりの慈悲深いお情けであり、今や首に痣が出来て国母が言うところの非臣民になったので命令に従う道理も無し。
カッコつけて好きに生きろと解放する彼は、非処女にしたことで殺される理由がないと高を括っていた。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2020年24号
ありがたく牢から出たナクタは背中を見せる彼に声をかけ、振り返りざまの顔面に渾身のフックを叩き込んでやった。
まさかの報復行為をまともに食らった彼は倒れてから驚愕して見上げるが、ナクタはもう一発躊躇なく渾身の蹴りをぶち込んで蹴り飛ばしてやった。
非臣民になった、私怨で人は殺さない?
命令に私怨を挟まないだけで、殺したいほどの屈辱に腸が煮えているナクタは今、堂々と彼を殺すチャンスに恵まれて殺気を放った。
交尾すれば女はイチコロだと決め込んでいた彼は計算違いを後悔し、県レベルの剣道の腕前じゃ国一番の屈強な騎士にはステゴロでも勝ち目がないとすぐに悟った。
しかしナクタにはやはりイカされたことで情が湧いたのか、解放された仁義を返すのか殺すつもりはなく、アルスレイヤに行く際に大事なことを伝えて送り出してやったのだった。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2020年24号
いい天気に恵まれた旅立ち日和。
パイコーンをスタンバらせてガーディアンたちが待っていると、仁科を連れて彼がやって来た。
仁科を気遣ってエスコートする姿はまさに仲睦まじい感じで、特別な女だと言われたルーミでもやはりまた嫉妬に襲われ、温かい目を向けることができなかった。
頬の腫れを適当に誤魔化した彼はパイコーンを見て処女が乗れないことを思い出し、仁科は一体どっちなのか気になって触ってみてと頼んだ。
意味が分からない仁科が言われるまま触れると、パイコーンは主とばかりに頬をすり寄せて懐いた。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2020年24号
これでスムーズに移動できることが分かったが、好きな幼馴染みの処女をもらうなんて夢のような経験を期待していた彼は当然、大きなショックを受けた。
果たして仁科が初めてヤった相手は伝説の男なのか。
知りたくても記憶喪失で覚えていないのは明白で彼は焦燥に駆られるが、しかし、幾人もの処女を奪った自分に何が責められようかと自戒もした。
出発前からそんな精神的ダメージを彼が食らったなんて思いもせず、バニーユは今生の別れを覚悟し、この数週間楽しかったと感謝した。
次にアマネが無言で彼の髪を切り落として形見分けのようにキャッチすると、一瞬で静かに泣き始めた。
妹の縁起でもない別れの悲しみ方を諫めたカヅチは、笑って送り出そうと言いつつ、誰よりも悲しみを顔に出しながら、ご武運を祈って呪い解除を頼んだ。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2020年24号
こうして彼は、短命の運命から女の子たちを救う旅に出たのだった。