
2.5次元の誘惑4巻
ネタバレ感想
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部の存続をかけ、まずは顧問を見つけることにすると、なんと新任の羽生まゆりが魔乳まゆらだと発覚。
先生はリリサのエロ可愛さに悶絶し、邪な条件で顧問を引き受けてくれた。
そして活動実績のイベント参加に踏み切ったはいいが…
2.5次元の誘惑セミカラー4巻
コスプレ四天王の一人、753に厳しい言葉を投げつけられたリリサは効果覿面に自問自答し、自分にコスプレへの愛があるのか疑い、着替えが進まないでいた。

著者名:橋本悠 引用元:2.5次元の誘惑セミカラー4巻
そうこうしているうちに753は滞りなく着替え終わって、かつてなくやる気を漲らせた。
なぜなら、コスプレでもなんでもない私服の奥村を一目見て、ずっと恋焦がれている二次元キャラと重なり、恋の炎が燃え上がったからだった。
一流俳優が役に憑りつかれたように、基本的なキャラ情報を頭に叩き込んだ753の人気は相変わらず凄まじく、ブースから移動して広場での囲み撮影が始まり、客のほとんどが群がる事態になった。

著者名:橋本悠 引用元:2.5次元の誘惑セミカラー4巻
まさにトップレイヤーの影響力を見せつけれた矢先、リリサからスカートが無くなったと連絡が入ったのだった。
鞄には入れたはずで、更衣室のごちゃごちゃで誰かの荷物に紛れ込んだ可能性が高いが、リリサはこのトラブルもコスプレ愛がないせいだと自責し、泣き始めてしまった。
753に何を言われたのか知った奥村はマギノに促され、部室どうこうは一旦置いといて、コスプレをしに来たんだろうと諭すが、リリサはもう冷静に考えられないほどパニックに陥っていた。

著者名:橋本悠 引用元:2.5次元の誘惑セミカラー4巻
だから奥村はリリサ一人で考えさせることにし、自分は今できることをしに行った。
そこで顧問としてちゃっかり様子を見に来ていた羽生先生がリリサに声をかけ、励ましているうちに自分が陰キャ学生時代に一人の先生に全てを肯定され、受け入れてもらって救われたことを思い出し、それが教師を目指すきっかけになっていたことに気づいた。

著者名:橋本悠 引用元:2.5次元の誘惑セミカラー4巻
そして、自分と似たような教え子に前を向かせるため、一肌脱ぐことにした。
無意識に持って来ていた往年の魔乳コスプレに着替え、憧れを抱いてくれているリリサの前に姿を現したのだ。

著者名:橋本悠 引用元:2.5次元の誘惑セミカラー4巻
この姿で会うのは3年ぶり。
何のためにコスプレしているのか訊かれた先生は場合によるときっぱり言い切り、初めは自分を変えたくて、次第にキャラ愛が高じて、知名度が上がると責任感や使命感に駆られて。
そして今は、リリサのためにコスプレしていると答え、優しく抱きしめてあげた。

著者名:橋本悠 引用元:2.5次元の誘惑セミカラー4巻
その温かさと抱かれ心地で、リリサはまゆら様が先生だと気づいた。
コスプレは何のためにするのか?
したいからするの。
そんな根本的で一番大事なことを先生が口にしたその時、奥村がスカートを見つけて戻ってきたのだった。
そして、好きなことや愛することに間違いもクソもないと当たり前のことを伝え、自分を信じ、コスプレイヤー天乃リリサとしてリリエルになれと背中を押した。

著者名:橋本悠 引用元:2.5次元の誘惑セミカラー4巻
甘酸っぱい青春の1ページを目の前で魅せられた先生は、リリサが着替え終わるまで客を繋ぎ留めておくため、もう一肌脱ぐことを決意した。