
終末のハーレムファンタジア
21話ネタバレ感想
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ウェンヌの妊娠は喜ばしいことだが、領主として一介のメイドとの結婚などおいそれとできる立場にないアルク。
そんな苦悩を吹き飛ばすように、一服盛られかけたティアはあえて彼の血ごとワインを飲み下し、長年溜め込んできた愛と恩義を子宮で受け止めることにより、伝えたのだった。
21話
ティアが出発する日が訪れた。
晴れ渡る空、遠くには山脈が連なり、開けて気持ちのいいイスティシアに続く道はこの先に良いことが待っているような気配に満ち満ちていた。
途中までティア使節団を見送りに来ていたアルク。
振り返り、礼をして背中を向けて小さくなっていくティアを見届けたアルクは、いけ好かないワニ家から無事で帰ってくることを願った。

著者名:SAVAN 引用元:少年ジャンプ+
さて、踵を返して城に戻り始め、森に入って程なく道から逸れた奥の方から雄叫びのようなものが聞こえてきたかと思うと、悲鳴も遅れて聞こえてきた。
アルクはすぐに馬から降りて剣を抜き、馬を繋がせるとお供のピピンたちを促して悲鳴の出どころに急いだ。
そして鎧武者のごとき様相のストーンゴーレムと遭遇。

著者名:SAVAN 引用元:少年ジャンプ+
傍には山菜でも採っていたのか、おっさんが怯えて座り込んでいた。
領内にモンスターが現れるなど異常事態。
一行は驚愕しながらも、アルクの指示で三方を取り囲むと、彼はしれっと背後の高台に上って機を窺いつつ、これも瘴気の影響かと考えた。
そして勢いよく飛び出し、無防備な背中に斬りつけた。
しかし、岩石を両断できるほどの腕ではなく、剣もそこまで業物ではなく、不意打ちは剣が折れて失敗に終わってしまう。

著者名:SAVAN 引用元:少年ジャンプ+
逆に着地の瞬間を狙われ、巨大な岩の拳が振り下ろされる。
するとピピンがアルクを押しのけて庇い、盾で防ごうとするも圧倒的パワーの前に吹き飛ばされてしまう。
木に強かに全身を打ちつけられたピピンは最早戦力になりそうもなく、出血もあり放置は危険そうな状態。
アルクが止血しようとしている間にもゴーレムは暴れ続け、マハトの恩恵を受けていないただのモブ兵士ではどうにもできず、一人また一人と殴り飛ばされていく。
アルクは再び前に出て、出し惜しみせず黒竜波で一気に片を付けようと考えた。

著者名:SAVAN 引用元:少年ジャンプ+
左手を前に構え、体内に秘めたるマハトを集めるイメージで集中していく。
しかし、残量が足りずに黒竜の息吹を放つどころではなく、激痛でも走ったように激しい呻きを放ってしまう。
マハトの恩恵に与れる女性もおらず、マハトの残量も僅か。
返り討ち必至かと思われたその時、どこからともなく水の槍が放たれてゴーレムに直撃した。

著者名:SAVAN 引用元:少年ジャンプ+
アルクが振り返ると、空中で魔法を放った張本人が二ヤリと笑っていた。
そして魔法使いの不意打ちに続いて剣士が飛びかかり、一太刀でゴーレムを粉砕したのだった。