
ガンニバル7巻
ネタバレ感想
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子供が監禁されていた地下牢に踏み込んだ大悟は、恵介に食人について問い質した。
後藤家次期党首でありながら、家の銀の意思とは違う思惑で動く恵介。
一つではない恐ろしい村の秘密が次々に明るみになる中、大悟はあの人と直接対決を迎えた。
ガンニバル7巻
夜が明けた早朝、大悟が目を覚ますとそこには宗近がいた。
倒れていたのを発見し、手当てして保護したという宗近は、恵介から逃走を手助けするよう頼まれたという。
狂った風習を終わらせたいと考えている宗近が大悟を運び込んだ場所は、かつて口減らしで殺していた子供の亡骸が残されている信仰の場所だというが、大悟にとっては胸糞悪い犯罪の証拠でしかなかった。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル7巻
ただ、村が消えないための苦肉の策。
しかし、いつからか亡骸も消えるようになったのと同時期に村に流れ着いたのが、後藤家の先祖だという。
今は証拠も残されていない昔話だが、腕に生々しい噛み痕が残っている大悟は、十分に信じられる昔話だと思えた。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル7巻
そろそろ祭りの時間が迫っていた。
この時だけは神社に村中の人が集まるので、宗近はその隙に逃げるよう促すが、大悟は自分の無事だけ捜査本部に伝え、後は遊撃隊として動き、奉納祭をこの手で潰すと譲らない。
それを否定せずにスッと受け入れた宗近は、銀と並ぶこの村の絶対的な権力者で、村の全てを知っている現宮司である父の正宗に会って欲しいと持ちかけた。
そして祭りは、正宗の挨拶で幕が上がった。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル7巻
間近に迫っている自分の死を嬉々として受け入れ待ち望んでいる宮司の言葉は、共に罪のない子供を殺してきた村人の涙を誘う。
まさに異常な狂気が、村人の根っこまで染みついていた。
しかし正宗が死ねることに喜びを感じているのも、この村から解放されるからだった。
そして大悟も、味方になってくれるはずの恵介に会っておきたいと頼み返した。
その恵介は今、妊娠を知らせてきたすみれと再会していた。
初めてすみれを見たのは、狩野の家に向かってキャリーケースを引いて歩いている時だった。
早くも村民のゲスな噂話のネタにされているのを知った恵介は、下らないお喋り野郎たちに胸糞悪さを感じつつ、ぶっきらぼうに駐在所まで送ってやると声をかけたのだった。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル7巻
表面的にはアレコレ世話を焼こうとしながら、裏では男は性的な視線を向け、女は嫉妬と侮蔑に塗れている。
そんな村人の本質を見抜いていたすみれはだから、恵介だけは表向きぶっきらぼうでもさり気なく何度も優しくしてくれていることを見抜き、惹かれていった。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル7巻
しかし恵介は、会いに来たすみれに子供を堕胎せと迫り、命が宿るお腹に銃口を突きつけた。
それさえも本音を隠す去勢だと分かっているすみれは、震えている手を指摘し、本音を聞かせて欲しいと言い返した。
狂ったこの村の危険から遠ざけたい恵介はようやく素直になり、愛する者を抱きしめたが、外の世界で親子二人で生きて欲しいと頼んだ。
しかし、恵介にはイカれた後藤家の党首でいて欲しい後藤家の人間は彼を信用しておらず、GPSを辿り、武力で従わせるのだった。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル7巻