
デッドチューブ15巻
ネタバレ感想
デッドチューブのネタバレ最新話エログロ画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
デッドチューブを壊滅させた町谷と真城。
しかしそれで大団円とはいかず、新入生が入って来たことにより新たな悲劇が生まれようとしていた。
新海に惚れている四坂絵野は演技の経験がないままに映研に入り、デッドチューブネオに絡め取られてしまう…
デッドチューブ15巻
デッドチューブネオに登録すると、アップされた動画を自由に閲覧できると同時に、自分も定期的に動画をアップしなければならない義務が発生する。
もし義務を果たさなければ、幸福の伝道師なるものに過激な動画を撮られ、強制的にアップされてしまうという。
拘束されて痛々しいSMプレイを受けている女性を見てどうなるか理解した四坂は、するのもされるのも嫌な暴力系は無理だと思い、バスタオルをはだけて自撮りオナニーの覚悟を決めようとした。

著者名:北河トウタ 引用元:デッドチューブ15巻
しかし、そう簡単に自分の痴態など不特定多数に晒せるはずがなく、エロ動画を流させようとする釣りだと思って不安を紛らわせた。
翌日、本当に下らない釣りだったのか朝から放課後の部活まで何も起こらなかった。
しかし帰りの電車のホームで無防備に列の先頭で待っていた四坂は何者かに背中を押され、線路に突き落された。
膝をしたたかに撃ちつけながらも、撮っている奴が幸福の伝道師に違いないと思い振り向いたが、見下ろしていた全員が当たり前のようにカメラを向けていた。

著者名:北河トウタ 引用元:デッドチューブ15巻
侵入してくる電車。
変わらず平然と撮り続ける現代人。
違う意味で驚愕するしかない四坂が声を張り上げた直後、人混みから場近が出てきて手を掴んだ。

著者名:北河トウタ 引用元:デッドチューブ15巻
止まる気配のない電車。
必死な表情で引き上げようとする場近と縋る四坂。
何とかホームに上れた後に電車が通過し、二人は生きた心地がせずに荒れる息を整えていくが、その間も囲んでいる奴らはずっとカメラを向け続けるだけで、場近が怒鳴り散らしてもそれは変わらなかった。
ともあれ膝を痛めただけで済んで良かったと場近は慰めながら地上に出るが、殺されかけた四坂は全く安心できず、スマホをいじっている奴と擦れ違うだけで伝道師ではないかとビクついてしまう。
その様子を訝しんだ場近は察し、デッドチューブに登録しているのか問い質した。
さすがにハメ撮り動画の内容を的確に言い当てられたのを単なる偶然で納得できず、怯えている四坂がアレを見たと考えるのが普通だった。

著者名:北河トウタ 引用元:デッドチューブ15巻
つまり、場近も義務を果たすためにあのハメ撮りをアップしていた。
そしてハメ撮りなんていう一生残るデジタルタトゥーをアップしたのは、四坂と同じく伝道師に罰を与えられたくないからだった。
場近も最初は釣りだと思おうとしたが、実際に登録者が制裁を受けているのを知り、泣く泣くアップしたのだという。
更に不安を煽られた四坂は警察に通報しようとするが、場近はそれだけはするなと止めた。
国家権力に頼れば、自分だけでなく大切な人も殺されるからだという。
理屈はともかくデッドチューブネオは登録者の大切な人を把握しているらしく、四坂は新海を思い浮かべた。
逃げることも助けを求めることも許されない、撮るか撮られるか二択しかなかった。

著者名:北河トウタ 引用元:デッドチューブ15巻
そう言われても選べない四坂のために、前回より過激なものを求められる規約で5回目のアップだった場近はハメ撮りまでやったが、初めてならオナニー程度で十分だとアドバイスした。
しかし、オナニーしたことのない四坂にとって全く軽くないプレイと動画だった。

著者名:北河トウタ 引用元:デッドチューブ15巻
すると場近は、動画投稿者が四坂であればいいだけなので、自分がオナニーするからそれを撮ってアップすればいいと言い出した。