がっこうぐらしおたより1巻
ネタバレ感想
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土着の風土病が蔓延し、一時は街ごと焼却処分されそうになったが、学園生活部は最後まで諦めずに最悪の事態を回避し、未来に希望を繋げることができた。
それぞれが新たな道に踏み出し、しばらく経ってからおたよりが行き交う…
がっこうぐらしおたより1巻
街にはまだまだゾンビが蔓延っていた。
被害者である彼らは操られるように徘徊し、車に隠れていた生者に気づくとわらわらと集まり、呻き声を上げながら窓を破ろうとする。
それを建物の陰から見ていたりーさんたちは、以前と同じくサイリウムで注意を逸らしてから飛び出した。
特別な薬液を水鉄砲でぶっかけて怯ませ、その隙に力づくで打ち倒すシンプルな方法。
そうした連携で脅威を排除してから、りーさんは車のロックを外し、怯えていた子供を助けた。
復興地区本部に勤めているりーさんは美紀への返事に、近況を認めていた。
郵便が届くのがかなり早くなったことへの驚き、学園生活部の頃から変わらない書類仕事でも今は1年後10年後を考えるようになったこと、たまに現場の救出作業の手伝いをして現状をその目に焼き付けていること、薬が開発されたおかげでその手の負傷や死亡がほぼなくなったこと等々。
そして、必死に生き残っている人の中に子供が多いこと。
数字上だけでなく現場でもそう実感するりーさんはもう一つ、人類が滅亡する心配はなさそうだと書き連ねた。
それは危機に瀕した人間の本能か、あちこちでカップルが成立する恋愛ブームが起こり、結婚・出産が増え始めたからだが、所かまわずイチャつかれるのはりーさんにはまだ刺激が強かった。
とは言え、りーさんにも恋愛の兆しが訪れていた。
今の子供たちに将来何を残せるか考えるようになったりーさんにとって、先生になったゆきの方が今は子供に関してはよく知っているだろう、頼れる存在。
ヒーローは待つものじゃなくなるものだと以前ゆきが言っていたように、今までの活躍も考えれば誰かのヒーローになれていると、少しは胸を張れて言えるようになった。
そしてりーさんが、美紀が興味を抱いている復興課の先輩について愚痴と尊敬を兼ねて書き始めたその時、噂の先輩が昼ご飯を持って来てくれた。
りーさんは彼も合理的にここで一緒に食べ始めたことにぶつぶつ文句を零すが、心はドキドキと浮足立っていた。
車内で寝転びながらゆっくりりーさんからの返信を読み終えた美紀は、文面から漂う恋の気配に気づいた。
感想
がっこうぐらし!おたよりでした。
面白度☆6 完結度☆10
がっこうぐらしのその後が読めるなんてありがたいです。
おたよりと添えられていることから、他に主要メンバーの手紙の内容が描かれてますし、まさかそんなSF展開が⁉というものまで。