
常世幽世GHOST EATER1巻
ネタバレ感想
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前作、とこよかくりよの続編。
霊媒師の鈴は、不動産屋の高田が持ってくる依頼を金額次第で引き受け、いわく付きの物件足を踏み入れる。
新しい入居者が長く住んでくれないそこは、恐ろしい事故物件だった。
母親を待つ子供
雨が煙る中、不動産屋の高田はぶつくさ文句を言われるだろうと予想しながらキャンピングカーのドアを叩いた。
鈴はドアを開ける前に、しけた金額じゃないことをまず確かめた。
それからドアを開けたのだが、それでも表情はめんどくさそうな気だるい感じだった。

著者名:伊藤静 引用元:常世幽世GHOST EATER1巻
今回の仕事は一本、追加料金は出来高次第。
数年前、とあるアパートの二階の一部屋で母子家庭の幼児が餓死しているのが発見されたが、母は失踪したまま未だ発見されていない。
その後の入居者は数日で退去してしまい、大家が泣きついて来たという訳だ。
金の為ならと笑顔で請け負った鈴は後日、バイクで現場に行って部屋に入り、さっそく能力を開放した。

著者名:伊藤静 引用元:常世幽世GHOST EATER1巻
ロフトベッドの上でずっと母親を待ち続け、泣き腫らしている子供。
鈴がご飯を作ってやれば、寂しさで泣きながらもガツガツと食べる気力は持っている。
部屋の様子を見れば、母は愛情を持って我が子を育てていたのがよく分かる。
その子が怯えているのは母じゃなく、鬼に見えた第三者だった。
そこまで分かった鈴は、その子を母親と再会させてあげるべく、もう一度能力を使ったのだった…

著者名:伊藤静 引用元:常世幽世GHOST EATER1巻
ラブホテル
とあるトンネルでの激しい仕事を終えた後、立て続けに舞い込んだのは暴力団からの依頼だった。
金巻組と高田不動産は、長く続くズブズブの関係。
今回の依頼は組長の母親が数十年前に買った、廃業したラブホテルだ。
立地も抜群、当時は繁盛していたのだが、駆け落ちするはずだった女性に裏切られた男が一室で焼身自殺を図ってしまってからホテルで霊障が起きるようになって評判がガタ落ち、やがて畳まざるを得なくなり、組が機を見て売るつもりで買い上げた。

著者名:伊藤静 引用元:常世幽世GHOST EATER1巻
しかし、今になっても見回りの組員が何度も件の霊を目撃し、とても売れるような物件ではなかった。
そんな如何にもハードそうな事案でも、食い意地も張っている鈴は高級焼肉を報酬に引き受けた。

著者名:伊藤静 引用元:常世幽世GHOST EATER1巻
件のホテルは外観からしてもう、明らかにヤバい雰囲気をぷんぷんに放っていた。
深夜の雷、荒れ果てた建物の中、それでも事件の部屋の前には組が供えた花が置かれていた。
鈴がいつものように能力を開放して部屋に中に入ると、そこでは駆け落ち相手をハナちゃんと呼ぶ優男がいて、淡くて甘い二人の未来を描きながらラブホらしく事に及ぼうとする。

著者名:伊藤静 引用元:常世幽世GHOST EATER1巻
そして男の悲しみと覚悟を知った鈴は、隠されたもう一つの真実にも思い至った…