
さよならエデン1巻
ネタバレ感想
さよならエデンのネタバレ最新話エログロ画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
残機×99の作者が新たな問題作を描き出す。
戦争により人口は大激減、学生たちも機械を身につけ空を舞い、戦いに出る狂乱の時代。
クラスでたった一人の男子になった少年と純情な少女は、戦前のような淡い恋愛模様を綴っていけるのか…
さよならエデン1巻
校舎は半壊、教育委員会などとうになく、教師が女生徒の尻を触っても問題にならず、いつ死んでもおかしくない日々で勉強するのもバカらしい。
社会は乱れ、世界は乱れ、性も乱れ、空爆で街が崩壊の一途をたどる中、チコリは官能小説と知らずに拾った本を楽しく読む純粋な美少女。
今どき、若者の間で男女の純粋な恋愛なんて相当に希少で、浮気はもう責められるどころかむしろ何股もかけるのはステイタス、モテの根拠、死ぬ前にヤリまくるのが当たり前だった。
戦前は1対1の付き合いが普通だったので、チコリはそんな恋愛を夢見ている可愛い処女だった。
その相手の候補の一人が、クラスで唯一の男子になった眼鏡のコマツで、EDに悩める童貞くんだった。
警報が鳴れば少年少女たちは授業が中止になり、体操服に着替えて飛行装置を装着し、空を舞って戦いに行かなければならなかった。
出撃のたびにどんどんクラスメイトが減っていくのに、彼女らが死を恐れず楽し気に出て行けるのは、政府から恐怖や痛みを快楽に変える薬を支給されているからだった。
敵はずんぐりむっくりした空飛ぶ何か。
日本の地形がすっかり変わるほど大規模な戦争。
目の前で別部隊の女子たちが爆散する地獄絵図。
その余波の破片で軽傷を負ったパクチは今すぐイキたくて仕方なくなる。
そして忌まわしい薬を飲んでいないチコリが恐怖で嘔吐している間に、仲間たちが目の前で爆散してしまうのだった。
仲間が身につけていた残骸を拾い、愛のない世界に恨みを込めてチコリが叫んだその時、運よく今日も生き残ったコマツが声をかけた。
すると、まだまだ快楽を味わいたいパクチもひょっこり無事な姿で現れた。
この世界では、薬を飲まずに普通の女の子でいることが異常だった。
朝から堂々で電車内でエロ本を見るのも普通、それを中学生のコマツが拾っても普通、パクチが朝から他校の男子と校内のホテル部屋にしけ込むのも普通、廊下で立ちバックして見せつけるのも普通。
でも、チコリがエッチな会話を恥ずかしがったりエロ本を注意したりするのは普通じゃなかった。