
カクレガミ1巻
ネタバレ感想
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新感覚サスペンス。
オカルトな祟りか、高度な科学技術か、神のいたずらか悪魔の罠か。
5人の少年少女たちは幼くして人智を越えた出来事に巻き込まれてしまう。
カクレガミ
賑やかな夏祭りの夜、二人のチンピラが自分たちより何歳も年下の子供たちに絡んでいた。
ぶつかってきたのだから土下座しろという典型的な因縁をつけてきた自分が強いと思い込んでいるチンピラは、あっけなくヒーローの仮面をつけた一人の少年に一発ずつで返り討ちにされた。
ヒロにとって、好きな女の子のサキを傷つけられるのが何より許せないことだった。
でも告白する勇気どころか、普通に喋ったり顔を見るのも難しいくらい、ヒロは奥手でウブな少年だ。

著者名:烏丸渡 引用元:カクレガミ1巻
チンピラを撃退したのはいいが、悪友のツカサがしれっと奴らから金をせしめていたのが発覚し、しかし彼は返すのは癪だということで、立ち入り禁止にされているが奥の社殿で賽銭にすることにした。
立ち入り禁止のロープを潜り、長い階段を上り、悪人から奪った金を放り込んだ帰り、地元じゃ有名なご神体の巨大な石玉に興味を引かれて近付いた。

著者名:烏丸渡 引用元:カクレガミ1巻
真円にも見えるご神体は、団塊という人工物か炭酸カルシウムの化石か、果たしていつから祀られているのか分からない。
裏に回ると、誰かが割ろうとしたのか自然とできたのか、大きな亀裂が入っていた。
地元が大騒ぎになる発見だが、ツカサは大人たちに知らせるよりも、もっと亀裂を広げて中を見たい好奇心を膨らませてしまった。

著者名:烏丸渡 引用元:カクレガミ1巻
神や祟りなど信じず、大自然が長い歳月をかけて作り出した神秘を確かめたいツカサのやたら強い情熱と悪企みは、ヒロが止める前に鉄パイプをねじ込んでいた。
そして新たにヒビが入った直後、追いかけてきたサキに咎められて蛮行は中途半端に終わるが、やはりヒロは顔を見るのも恥ずかしい。

著者名:烏丸渡 引用元:カクレガミ1巻
そしてマツリが差し込まれたパイプを指摘し、ツカサと言い争い始めたその時、ヒロだけが割れた玉の中からあり得ないものが飛び出しているのを見た。
しかし数秒目を離すと、玉は亀裂だけでパイプもいつの間にか消えていて、当然言い争っていたツカサが隠せるはずもなかった。
5人で階段を下りていく途中、夏だというのに寒気がするほど空気が冷え始め、女子たちは急激に気分が悪くなり、あり得ないものを見たヒロも怯えて怖くなってきた。
しかし一人だけどこ吹く風なツカサは、この空気がめんどくさくなって思わず友の幼い恋心を暴露してしまうのだった。

著者名:烏丸渡 引用元:カクレガミ1巻
遅かれ早かれ、いずれ伝わったであろう想い。
サキは思わず駆け下りていったがヒロはツカサを責めず、また嫌われていると思っていたサキはまさかの本心が嬉しくて照れ隠しで逃げただけだった。
悪い雰囲気から一転、急に始まった両想いの幼い恋。
しかし人混みの中でマツリもあり得ないものを見た気がした直後、大人にぶつかられて金魚掬いの水に突っ込まされてしまった。

著者名:烏丸渡 引用元:カクレガミ1巻
この衝突から異変は加速し、彼女たちは嫌でもおかしさに気づいていく。
構わず金魚掬いを続ける子供たちと店主。
次々とぶつかってくる祭り客たち。
まるで3人が見えていないだけでなく、ぶつかっても触られても存在を認識できていない様子だった。
そしてまだ階段の途中にいたヒロとツカサ、夜店の近くにいた彼女たちも、自分たちと全く同じ見た目の一組と遭遇した。

著者名:烏丸渡 引用元:カクレガミ1巻