パンプキンナイト5巻
ネタバレ感想
パンプキンナイトのネタバレ最新話エログロ画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
根っからの鬼畜外道だった黒木親子を含めた然るべき相手に復讐するため、悲しみと憎しみでパンプキンナイトを受け継いだ和也。
早川の手伝いもあって、この世に生きていてはいけない黒木親子を始末できた和也。
しかし、パンプキンナイトの物語はまだ終わらなかった…
パンプキンナイト5巻
頭と顔にちょっと怪我をしている男は、息子夫婦と孫からのメッセージを眺めてデレデレしていた。
孫にじいじと呼ばれるのが文字でも嬉しくて堪らず、隣に座る胸の谷間がセクシーな秘書は、通信事業に尽力したからこそ、そういうメッセージのやり取りが普通にできるのだと持ち上げ、改めて退院を祝った。
直後、彼女の頭が吹っ飛んで車内が血塗れになった。
美人の顔が見るも無残になくなったのは、後ろからショットガンをぶち込まれたからだった。
バイクに乗りながら器用に撃ちまくるパンプキンナイトの目的はもちろん幸せ絶頂だったジジイで、そいつを仕留めるためなら同乗者も同罪とみなして風穴を開けていく。
ジジイがいくら命乞いしようが、助ける道理も義理もない。
なぜならジジイは、若い母親と幼い子供を轢き殺しておきながら救護もせず救急車も呼ばず逮捕も裁かれもしていないのだから。
蘇ったパンプキンナイトは、疑問と無念を抱いてあの世に行った被害者と加害者を会わせる世直しを行っていた。
こんな恐ろしい事件は普通にニュース報道されたが、世間は法の裁きを受けない悪人を殺してくれるショットガンJKに好意的だった。
突然悪人裁きを始めた桐野尚子に違和感しか持てなかった刑事は、早川と和也の動向を追って尚子が埋められたはずの場所を掘り返して確信に変えた。
遺体がどこにもないことからパンプキンナイトはまだ生きていると思った直後、本人が現れた。
しかしボロボロだった彼女の顔は、イジメも何もなかった頃のように綺麗になっていた。
刑事は逃げる尚子を必死に追いかけるが、あまりの速さに見失って程なく、森の中の古い洋館に辿り着いた。
獰猛な番犬に怯んで刑事がすごすご退散していく様子を、尚子は二階から窺っていたが、なぜ自分のことを知っているのか分からず戸惑い、思い出せそうで出せない記憶の蓋が揺らぐのみ。
尚子の全身の傷を治し顔も復元したのは、この洋館の主の医者の技術の賜だった。
尚子と偶然遭遇し、直感で助け、執着するようになった医者。
何か大事な記憶を失いながらも、残した狂気で医者と共に悪人を裁く尚子。
医者は尚子の顔の皮膚が定着し切れずに何度も爛れていくのを気にしていたが、尚子は生きてるだけで丸儲けだと割り切り、医者に感謝していた。
人間とは思えぬ生命力で埋められた地中から自力で這い出し、手術に耐え、蘇った尚子は再びパンプキンナイトになり、医者の思想に乗せられて悪人裁きを手伝うようになった。
人間離れした身体能力、狂気を孕んだ攻撃性、人殺しを屁とも思わない良心の欠如、一部失った記憶のおかげで、善人を騙して人生を終わらせるヤクザの集団にも無双できた。