
ガンニバル9巻
ネタバレ感想
ガンニバルのネタバレ最新話エログロ無修正画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
別動隊にいた大悟たちも後藤家に襲われ、少なくない被害者を出したが、裏切ってくれた洋介のおかげで小さな命を守ることができた。
しかし、警察に保護されかけた有希とましろは後藤家の手に落ちていつ殺されてもおかしくない状況に。
恵介がどうにか引き延ばして被害を最小限に抑えようとするが、いよいよ大悟との直接対決に至ってしまい…
ガンニバル9巻
有希に向けられた銃口は、ギリギリで恵介が逸らして人妻を助けた。
発砲でえぐれた手を離した恵介は、しつこく誰にも死んで欲しくないという意思をぶつけるが、殺意で膨れ上がっている真は聞く耳持たず、銀からの遺志を守り抜くため、後藤家に殉じる意志を一切揺らがせず、もう後継ぎができたのだから恵介もその母親も殺すと荒ぶる。
しかしそれに切れたのは岩男で、真を地面に叩きつけて頭蓋がひしゃけるほど押し潰したのだった。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル9巻
いよいよ、後藤家は身内同士で殺し合いを始めた。
仲間割れが引き金になり、大悟が仕掛けて発砲音がトンネル内にこだましていく。
母と娘を避難させようとした恵介は、視界の端に洋介が倒れゆくのが見え、こんな状況なのに大悟が嬉々としているのも見え、恵介の怒りは沸点を越えた。
そして有希から見ても、夫は狂っているように見えた。
銃口を向けられても冷静でいられる岩男は自分で殺した真の身体を盾に、そして大悟に向かってぶん投げた。
一度目の前で人が殺されるところと父親が殺すところを見せられたましろは、また同じことが起きようとしている下らない争いを止めたくて、言葉を取り戻そうとしていた。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル9巻
その頃、銃撃戦から命からがら生き残った唯一の隊員は署に帰りつき、人間と思えないあの人と呼ばれる化物の恐ろしさ、そしてもう一人、帽子を被った大男のせいで警官隊が負けたようなものだと説明していた。
岩男の人投げ突進に咄嗟に対応できなかった大悟は手を掴まれ、あり得ないほど簡単に指を握り潰されてしまった。
それでも咄嗟に左手に銃を持ち換え、顔面に風穴を開け返した。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル9巻
即死でもおかしくない被弾だがまだしつこい岩男は、仲間割れと同じように地面で叩き潰そうとするが、大悟は今度こそ体落としで土をつけてやった。
そして止めを刺そうとしたのだが、愛娘の止める声が聞こえた気がしてそっちに気を取られた直後、恵介に撃たれてしまうのだった。
更に直後、締め落されただけだった洋介が意識を取り戻し、恵介は早とちりの憤怒だと分かった。
狂うほどに後藤家の繁栄しか考えていない近しい身内にまた犠牲が出たことで、恵介は自分の甘さを呪い、そして母娘にナイフを向けた。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル9巻
それは死して尚縛り付けてくる銀の呪いを解くための刃で、有希とましろの拘束を解いてやった。
すぐに二人で逃げるよう促すが、トンネルを出るよりも先にあの人が現れ、重戦車のような存在感で母娘に襲いかかろうとした。

著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル9巻