
徒花adabana中巻
ネタバレ感想
徒花adabanaのネタバレエロ画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
五十嵐真子殺害の罪で自首したのは、友達の藍川美月だった。
無二の親友をなぜ殺したのか、凶器もちゃんと持参した彼女が語った内容は、聞くに胸糞悪い男たちが絡んでいた。
徒花adabana中巻
交通事故で母を亡くし、父もその時の怪我が元でまともに働けなくなったが、真子は健気に真っすぐに育ち、18歳になった。
蝉が姦しい夏真っ盛りの誕生日当日、小学生の時までは仲の良かった美月とまた仲良くなれるきっかけがあった。
他者を寄せ付けない孤高の存在だった美月の遠慮会釈ないツッコミは、デリカシーがない言葉を自覚させるためのものだったが、真子にとっては良いきっかけになった。
この日を境に、明るく可愛く巨乳で人の輪の中心になるタイプの真子は何かと美月と一緒にいるようになり、美月も久しぶりの友情を拒まなかった。
夕暮れの中で誕生日を祝われた真子は、交流のなかった8年間を取り戻すように色々なことを話したが、一つだけ明かせないことがあった。
それは誰にも知られたくない、ゲスな叔父に従うしかない卑猥なバイトのことだった。
真子の心身共の疲れに気づいているのは美月だけだった。
家の借金を返すためにゲスに従い、進学も夢も諦め、学校でも美月といる時でも真子は明るく努めていた。
逆に議員の父を持ち、経済的に恵まれた家庭に育った美月も、硬い家柄のせいで夢を諦めかけていて、歪んだ愛を注いでくる母にも辟易していたが、それらは長男の死が大きく関係していた。
そうしてままならない現実をさらけ出し、お互いに膿を出し合って支え合うようになった矢先、真子は顔と外面だけはいい暁裕樹と出会った。
演出されたそれは、女子高生をトキメカせるには十分なものだった。
まんまとSNSをフォローしてしまった真子は、自分の存在を覚えられていたことにまた喜び、単なる文字列に一喜一憂して恋の予感に浮足立っていく。
学校でも家でも暁とのやり取りで脳内はほわほわできたが、バイト中の現実はやはり吐き気がする地獄で、えげつないほどのメリハリだった。
そんな日の帰り道、次の休みに遊びに誘われた真子は一気に天国まで引き上げられた。
さっそく美月にオシャレな服を貸してもらい、バレバレな恋を応援してもらえた。
当日、落ち着きつつ可愛さもある私服姿も褒められた真子はまた舞い上がり、初めて行く地下クラブへの階段が地獄へ繋がっているとは思いもせず、彼の手に手を重ねてずっと鼓動を高鳴らせ、彼の新たな一面を知るたびに深みにハマっていった。
名字から名前呼び、敬語からタメ口。
幸せを感じるたびに悲しみも同時にこみ上げてしまう。
それはエスカレートしてくる叔父の要求を拒めないせいだった。
しかし遠ざかろうとしても暁に優しくされると、もう堰を切ったように自分がどれだけ汚れているのか打ち明けざるを得ず、涙と一緒に全てを吐き出した。
すると神妙に聞いていた暁は一人で叔父のところに乗り込んで話をつけ、もう真子を性的に搾取しないことを誓わせたのだ。
真子も叔父に頭を下げられ今までのことを謝罪され、画像も消してもらえた。
どんな話し合いが持たれたのかは聞かされなかったが、真子は感謝しかなく、彼の好意も受け入れて付き合うことになった。
それからの二人の時間は後ろめたさもなく楽しめ、誘われるまま彼の部屋にもお邪魔した。
そして慣れた手つきと台詞に愛と快感を感じ、処女を捧げてしまうのだった。