
タマロワ33話34話35話
ネタバレ感想
タマロワのネタバレエロ画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
優奈の作戦で始まった無礼講の飲み会。
リバースしながらも飲ませて酔わせて彼女たちの本性をさらけ出そうとする中、いよいよ詩織は結婚していた過去があると打ち明けた。
33話
結婚歴があると打ち明けた詩織。
ただしその結婚生活は、死別で終わりを告げたという。
優奈がすぐ、それは殺したからと切り込んだら、詩織はフッと鋭く睨み据えた。
咄嗟に応えないことで沈黙と取った五十嵐は、犯人だと自白したことになるがそれでもいいか?と問い詰めた。
サキと弓月も注目して返答を待っていると、詩織は無言のまま大粒の涙を零し始めた。
その反応に優奈はハッとし、そう単純に語れる話ではなさそうだと思って慰めると、詩織は昔を思い出して思わず黙ってしまったという。
そして促され、穏やかに過去を死別に至るまでを話し始めた。
短大卒業後に社会人になってからのある日、詩織が街中を歩いていると一人の男が倒れているのに気づいたのだが、道行く人は全員が無視して通り過ぎて行った。
近づいてみると、その男は浮浪者としか思えないほど汚く、詩織も素通りする気持ちが分からないではなかった。
しかし苦しそうに呻き続けるので声をかけた。
すると男はパッと起き上がると、手品師のようにバラの花を差し出したのだった。
善い人かどうかを試す行為をしていたのは悪趣味としか言えないが、彼は人目も関係なく心配してくれる人を求めてそうしていた。
出会うなり求婚された詩織は当然、ドッキリのような展開で拒んでいたが、毎日のようにアプローチされていくうちに押し負け、最初はお付き合いからということで受け入れた。
次第に仲良くなり、愛が深まり、ヤルことをヤリ、プロポーズを受けてもいいと思えるようになった頃、彼がとんでもないセレブ一家の一人息子だと知った。
そんな家だからイメージ通りに結婚を猛反対されたのだが、彼は家柄のつり合いに固執する両親に怒鳴り返し、詩織への侮辱を許さなかった。
それで詩織も、本気で彼を愛していることに気づいた。
だから結婚を両親にも認めてもらうため、いわゆる花嫁修業を頑張り、妻になるに問題ないことを証明しようとした。
そんな努力とアピールを一年続けたことで、どうにか結婚の許しを得ることができたのだった。
しかし結婚して僅か三カ月後、彼は心臓発作で亡くなってしまった。
あまりにタイミングのいい死にサキが相当疑われただろうと指摘すると、詩織も素直にその通りだと認めた。
だからサキは実際に殺したのか訊くと、詩織はきっぱり否定し、子供の頃の心臓の重い病気が再発したのだという。
そんなギリギリの命だったからこそ、ふざけたような方法でも運命の人を探して自分を選んでくれたんだと涙ながらに訴えた。
確かに感動的な愛の物語に聞こえるが、五十嵐は妻として遺産の半分を手に入れたのなら、金が絡めばとても感動物語だと他人には思われないことを指摘した。
すると詩織は、遺産は一円も受け取らなかったことで彼への愛を証明したと言い返した。
果たして、この詩織の打ち明け話は信じていいのか…