
終末のハーレムファンタジア30話
ネタバレ感想
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いきなりドゥティアス皇太子に会うことになったが、アウレリアとも会えたのは僥倖。
そう思えるはずだったのに、彼女の愛を疑ってしまうアルク。
アウレリアは未だ、女に興味ない夫のおかげで処女だというのに…
30話
ガビアルの成人式の余韻は続き、貴族たちがワイワイガヤガヤと晩餐を楽しんでいた。
皇太子の嫌な印象を思い返しながら、そんな男の元でアウレリアは満足しているのか気になって仕方ないアルク。
忌々しい叔父で親族殺しに手を染め、仲間を増やしてきたのも全てはアウレリアを取り戻すためだが、その彼女がもし現状に不満を抱いていないなら余計なお世話になってしまう。
今更不安がこみ上げてきたアルクが城内を散歩していると、そこかしこからアウレリアとの思い出が蘇ってきた。
まだ恋だ愛だの分からない子供の頃だったが、好きと言われたことはいつまでも心に残っているドキドキの思い出。
その場所で物思いに耽っていると、彼女も探してくれていたのかアウレリアがやって来た。
しかしアルクは、彼女の腕に生々しい縛られたような痕があるのを見逃さなかった。
驚き訊かずにはいられないアルクと、慌てて隠してばつが悪そうに恥ずかしそうに、ちょっとねと濁すアウレリア。
皇太子による触手プレイの痕だと知ったアルクは、やはり感じた異常性が当たっていたと思い、祖父アルゲスに訴えてみては?と提案。
そんな相談は無駄になると分かっているアウレリアは、自分のことよりもアルクがまだあの腕輪をしてくれているのに気づき、スッと手を伸ばした。
忘れられないアウレリアの泣き顔。
腕輪を貰った時よりもかなりたくましくなったアルクは素直に、君のことを忘れたことはないと、変わらぬ愛を伝える。
嬉しくないはずがないアウレリアは胸が高鳴り、リードできるようになった彼の手を拒めない。
それでも、感情に任せて受け入れるわけにはいかず、押し返して強く拒絶した。
そんなことをされたらもう気持ちはないとアルクは思うしかないので、アウレリアも真実を伝えねばならなかった。
ワンピースをたくし上げ、目を逸らして艶めかしい下半身を見せつけたアウレリアの下腹部には、ギャルがやりそうなタトゥーが刻まれていた。
それはもちろん、皇太子にかけられた魔法の証だった。
果たしてその魔法とは貞操帯であり、妻を抱かないくせに誰かと浮気すればそいつ諸共呪い殺す呪法だ。
交尾の際にオスを喰い殺す種はいるが、両方殺すとはまさに独占欲の塊か、蔑ろにされることへの嫌悪か。
とにかくアウレリアとできないこともそうだが、自分の妻にする仕打ちに殺意がこみ上げたアルクが歯を食いしばると、彼女は別れを告げた。
例え皇太子から引き剥がせても、アウレリアと結ばれることはないのだった。
部屋に戻ったアルクは改めて帝国と戦争をした場合を考え、現状では大きな戦力差で磨り潰されてしまうだろうと思った。
その時、タイミングを見計らったようにラティが現れた。
アウレリアとの未来が闇に閉ざされたばかりのアルクは、やはり極上にエロいラティを見ると興奮してしまい、思いっきり襲いかかった。