
インフェクション210話211話212話
ネタバレ感想
インフェクションのネタバレエログロ画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
小鳥が運んだ情報エネルギーを取り込み、晴輝はバージョンアップした。
誰が情報エネルギー操れるのか視認できるようになった今、次になすべきは螢と会い、情報エネルギーを操れるか確かめることだった。
210話
扉の先で見つけたものは何か?
らぎ姉にそう訊かれた晴輝はいい顔で、使えそうだと答えた。
4つの扉のうち、2つは晴輝と香里が開いている。
そもそも渚には端から情報エネルギーを独占する気がなく、子供たちがそこまで辿り着くことを期待していた。
その理由は分からなくてもやるべきことは変わらないが、やはり思惑を把握していないと手の平で踊らされている可能性がいつまでも付きまとう。
二人がそんな真剣な話をしている横で、小鳥とながみんはすっかり打ち解けていた。
彼とは一悶着起きてしまったが、彼が眠っている昨夜、ながみんは小鳥と真剣に話していて、進んで学んで少し大人になっているようだった。
傷ついた後に成長しようとしていることに彼が感慨深く思ったその時、巨大な情報エネルギーの集合体があるのに気づいた。
その頃、香里を隔離地域に行かせまいとファンの人々が押し寄せて思いの丈を叫んでいた。
紗月はありがたく思いながらも、当初の目的を達成するチャンスなのだから、行かない選択肢はなかった。
最初は敵対心たっぷりだった関も、一途な愛でここまで来たのだから大したもんだと思えていたが、逆に彼が三股もしているゲス野郎だと知り、自分たちの隊長だからこそ一発入れてやるつもりだった。
ともあれ紗月の凄いところは、初日以外何もしていないほぼ完全なお飾りトップなのに、世界から認められる救世主として歴史に名を残す人物になったことだ。
各国の代表と喋ったら喋ったで、相手の弱点を見抜くのに長けているので不安を解消する言葉を投げかけることができる。
その辺りを性格の悪さと自己評価する紗月だが、それで世界がまとまっているし、後はうまく目的の恋事情に活かせるかは自分次第というところだ。
さてそろそろ外に出ようとドアを開けると、もう廊下にまでファンが押し寄せていた。
死地に赴く紗月を引き止めようと必死になる人々の中、可愛いマスクをつけた少女もちんまりスカートを掴んで不安そうに見上げてくるが、それでも紗月は止まらない。
他には紗月を引き止めるため、世界中のファンの声をズームで聞かせる女性もいた。
彼女は紗月のマークをデザインした人で、今やそれが世界中に普及して英語の台詞もついている。
その紗月スマイルマークで殺伐とした空気も和らぐというものだが、関がブルドーザーの如くファンを掻き分けて外まで先導していった。
すると、止めるのではなく一緒に隔離地域に行こうという者たちが待ち構えていた。
一人目は居合が自慢の女の子で、確かに素晴らしい腕を見せつけて同行を願い出てきた。
続けてトライアスロン選手にキックボクサーと、体力と腕自慢も名乗り出てくると、俺も私も見境なく立候補し始めた。
だから紗月は大声で山田を呼び、潜入メンバーはもうすでにはもうすでに決定していることをファンたちに知らしめてもらったのだった。
それで騒ぎが治まったのも束の間、晴輝に使うように届けられた検査キットを紗月が受け取るや否や、それを横取りするように預かった男が現れた。
こんな重要アイテムを預かるのは部隊長としての責任だと勇ましく語るその男こそ、やる気と笑顔が暑苦しい碇大晟という自衛隊員だった。