
終末のハーレムAfter World1話2話
ネタバレ感想
終末のハーレムAfter Worldのネタバレ無修正エロ画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
怜人が命を懸けて特効薬を完成させたものの、親友の火野が殺されるという悲しみを残して完結した一部。
第二部は、ワクチンが世界に行き渡ってコールドスリープ中の男性も徐々に目覚めつつある2049年が舞台だ。
終末のハーレムAfter World1話
2049年になっても、まだまだ街の様相は荒れているところがあった。
そんな中で夜の路地裏に繰り出した少年二人は数十年前のジャンプを見つけてテンションを上げるが、エロ本には目も暮れず踏んづけた。
それは彼らが、女体に興奮しないからだった。
目覚まし時計に起こされた陸少年は身支度を済ませてリビングに行くと、朝食の用意をしてくれている牡丹に朝の挨拶を。
牡丹はハウスメイトと呼ばれる家政婦さんのような人で二人きりで暮らしているのだから、彼女は敬語無しで接して欲しいと願っているのだが、彼は気恥ずかしいのか適度な距離感を保っていた。
そうして役割を越えずに大人の女性として彼の世話をする牡丹だが、彼が登校するなり部屋に入り、彼のベッドの残り香を抱いて溜息を吐いた。
今日の授業は9年前のMKウイルスパンデミックのお浚いから始まった。
先生はTHE女教師といった感じのキリっと眼鏡をかけ、杓子定規な厳しさを押し付けてきそうなタイプで、感染爆発により男性が死滅しかけたのだと語り出した。
この時代は大停滞時代を呼ばれ、5年の月日が経ってワクチンが開発され、コールドスリープ中の男性も社会復帰を始めたことにより、ウイルス共生社会やアフターワクチンと呼ばれるようになったのだという。
これでもかと陸を意識しながら語る女教師は、適当なツインテに、現在日本の男女比率を答えよ指示した。
陸を眺めていたツインテはビクッとしながら100:1だろうかと適当に答えるが、まさに桁違いで、現在は女性1万人に対して男性1人だと訂正すると、女子たちの熱い視線がより熱くなるようだった。
とは言え、保健体育ばかりは希少な男子が勢揃いし、男体と女体が表示されて引き続き女教師が進めるが、彼らはリアル女体を見ても全く股間に来ないようだった。
ただそれは彼ら数人が特殊なのではなく、コールドスリープから目覚めた新人類は性的欲求と生殖能力を失った完全な種無し男になってしまっていたのだった。
つまりウイルスに殺されなくても、人類は滅亡から逃れたわけではなかった。
ただでさえ希少な男子と友好を維持するためにも、陸は共感できない話題でも適当に話を合わせているのだが、特に女性に対しての見解に大きな隔たりを感じていた。
女は怖い、なぜあんなにエロいのか、昔の男の方がエロかったなんて信じられない、男だけが楽しい。
そんなことより陸がエロ本の情報を反芻していると、ドスケベJKたちが声をかけてきた。
厚唇巨乳、黒髪ロング、スカジャン黒ギャル。
ナンパされても全く嬉しくない小デブと前髪はウザったそうに切り抜けようとするが、陸だけはこれ見よがしな誘惑に血の脈動を感じた。
あからさまに誘惑されてもラッキーなんて思えない小デブが二人を引っ張って逃げるが、このパターンは彼女たちにとってもいつものことだ。