新世界より6巻ネタバレ感想

スクイーラ率いる塩屋虻軍に急襲された神栖町。

肆星、光風、富子と有力者が次々と殺されてしまい、住人たちは反撃の意欲を削がれていく。

しかし、町の未来を託された早希は、悪鬼を殺せる唯一の手段「サイコバスター」を手に入れるため、魔境の地、東京へと出発する。

 

 

第20話 彼我の陣容

ニセミノシロモドキの充電を待つため、東京に着いたその日はキャンプを張ることに。

 

海辺で荷物を降ろしながら、奇狼丸に海辺には危険な生物はいないのかと訊くと、部下が殺されたゴカイの化け物がいると返された。

その瞬間、海の中から何かが飛び出してきて、一瞬のうちに覚を引きずり込んでいく

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著者名:及川徹 引用元:新世界より6巻

 

 

もう一匹が早希に襲い掛かったが、乾がすばやく殺した。

覚の名を呼び泣き叫ぶ早希だが、ギリギリで乾の呪力で助けられていた。あまりに忠告するタイミングが遅かった奇狼丸に、乾は不信感を隠そうともしなかった。

 

 

夜になり、乾、早希、覚は奇狼丸が信用できるかどうか話していた。

乾は、何があろうと富子が想いを託した君達を守って見せると頼りがいのある言葉をかけ、夜は更けていった。

 

 

早朝、奇狼丸が追っ手が来たといい、呪力のレンズで遠くを確認すると悪鬼が乗った船が近づいてくるのが見えた。

ミノシロも充電が完了していたので、このまま砂漠を突っ切って行こうとすると、奇狼丸が遮るもののない地上を行けば、悪鬼に見られる危険が高くなるといい、地下を行くことを進めてきた。

どうすべきか判断し兼ね、乾に決めてもらおうと見張り場所に行って見ると、そこには上半身だけになった乾がいた。

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著者名:及川徹 引用元:新世界より6巻

 

 

だがゆっくり悲しんでいる時間はない。決断を迫られ地下で行くことに。

大量の蝙蝠が住み着く地下道は糞で覆いつくされ、異臭が立ち込めていた。

ミノシロによるとサイコバスターとは、先史文明時代に作られた細菌兵器で、遺伝子改良した炭疽菌のことのようだ。

 

 

しばらく進んでいくと、巨大なミミズのような生物や、それに群がり食い尽くすゴキブリのような生物、それにミノシロのデータにもない新種の花が咲いていた。

 

鳥飼宏美の弟の進は、奇狼丸が人間憎しと乾を手にかけたに違いないと思い、詰問し始じめていく。

その時、何か嗅ぎ取った奇狼丸が一度地上に出ましょうと話を断ち切る。

外に出てまた海を確認してみると、何十隻もの船が迫っているのが見えた。

 

奇狼丸は即座に一つの策を提案した。

二組に別れ、一組は悪鬼を誘導しつつサイコバスター探索を続け、一組は大量のバケネズミ軍殲滅に海辺で迎え撃つ。もし大量のバケネズミと悪鬼が合流すれば、悪鬼に炭疽菌を吸引させることが難しくなってしまう。

 

ここで重要なのは奇狼丸が信用できるか否かだ。もし今までの言葉全てが、自分達を陥れる罠だったとしたら。人類の未来を託された早希は究極の選択を迫られる。

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著者名:及川徹 引用元:新世界より6巻

 

 

第21話 獅子身中の虫

早希は奇狼丸を信用することに決めた。

早希、覚、奇狼丸で探索を続け、進、翔、遥香に大軍の殲滅を任せた。

すると、進がふざけるなと反論する。説得しようとする早希の言葉に聞く耳持とうとしない。

その態度に遥香が、富子様が未来を託した早希さんを、どうして信用しないんですかと言った。

 

その言葉に笑いが込み上げる進。

業魔化が始まっているお前に未来などないと言い放つ。東京行きに賛成したのは、町から遠い場所で死んでもらいたかったからだ。

早希と覚は無慈悲な言葉に憤りを隠せず、無常な言い争いに時間だけが過ぎていく。それを止めたのは渦中の遥香だった。今は、こんなことに時間を使っている場合じゃないと大人たちを窘める。

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著者名:及川徹 引用元:新世界より6巻

 

 

作戦が変更されないと分かると、進は二人を連れて海岸に向かっていった。

早希は自分のように後悔して欲しくないと思い、翔に何があっても遥香を守りなさいと檄を飛ばす。二人もその思いを汲み、生きて帰りましょうと返す。

 

 

地下道に戻った早希たちは、奇狼丸の作戦を信じて悪鬼を引きつけていく。

つかず離れずの距離を保ち、進んでいくと言われた通りの石灰棚の水場があった。その大きな空洞の奥に潜み、悪鬼たちが入って来たところに、水を蒸発させて視界を眩ませた。

 

しかし、作戦が成功した様子がない。もしかして裏切られたのか。

そう思った時、蒸気の中からバケネズミの悲鳴が聞こえ、奇狼丸が姿を現した。あの大群で捕食するゴキブリを誘導して、バケネズミを襲わせる作戦が成功していたのだ。

 

これで悪鬼を引きつけるには十分だ。

ここからは早希だけを先に進ませ、サイコバスターを手に入れてもらい、覚と奇狼丸で迎え撃つことにした。早希は覚に再会を約束させ、地下道を進んでいく。

 

 

 

遥香はここ数日で一気に世界中が敵になったような状況にも関わらず、翔との思い出だけで、辛いこと全てを吹き飛ばせるようだった。

そんな健気な言葉にも、悪口でしか応えられない翔は、自分の不甲斐なさに涙が止められない。

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著者名:及川徹 引用元:新世界より6巻

 

 

 

大軍が上陸する前に海岸に辿り着き、すぐに呪力で沈めようとすると、遥香が甲板を確認するよう忠告する。

そこには、磔にされた人間が見えた。
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救助しようにも杭から抜くと、出血多量で殺しかねない。船ごと沈める作戦は出来そうもなく、上陸させてから火縄銃と対決しなくてはいけなくなってしまう。

 

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