
エイジング5巻
ネタバレ感想
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恐ろしい化物に襲われながらも怪しい基地に侵入した瀧郎とリコは、その中でまた若返った老人たちと思われる裸体だらけの大乱交を目撃してしまう。
そして見つかり、民間人相手でも容赦なく撃ってくる兵士から逃げ惑う中、刀を装備した天狗面の何者かにも襲われてしまい…
エイジング5巻
知性があり意思疎通ができる方のモンスターはホログラム内の基地に侵入し、リコが落としたリュックを拾った直後、わらわらと出てきた兵士に銃口を向けられた。
しかし銃火器など何するものぞとばかりにその身一つで立ち向かい、圧倒的な怪力と戦い慣れた立ち回りで容易く排除していった。
何とか領域内から脱して崖の傍まで逃げおおせた瀧郎とリコは、しつこく追いかけてきた天狗と対峙していた。
銃弾を確かにぶち込んだがダメージを受けている様子がないのは、防弾チョッキでも着こんでいるからか分からないが、自分の冤罪事件について詳しく知っていそうな天狗から全て訊き出したい瀧郎は、それにリコを巻き込むまいと先に逃げろと促した。
怪我人を置いてはいけないとリコは拒否するが、それでも瀧郎は悪役を演じて銃口を向けるものだから、彼女はその優しさを受け入れ、命を粗末にしないことだけを約束させてその場を離れた。
二人きりになると瀧郎はまず、なぜ自分や妻子のことを知っているのか問い質した。
表情が分からないものの飄々とした雰囲気の天狗は訊かれるまま、島の運営側の者であり、捜査関係者でも分かり得ない妻子が襲われている真っ最中の様子を生々しく語り出した。
50年も前の真実を具体的に話せるなど犯人しかあり得ず、天狗は自分の犯行だと自白したのだ。
妻子を奪われただけでなく冤罪でジジイになるまで塀の中にぶち込まれた瀧郎の怒りは頂点に達し、咆哮の後で引き金を引いたが、既に天狗は露と消え失せていた。
そして天狗は透明化はまだ機能していると教えてから、銃ごと瀧郎の指を斬り落とした。
銃VS刀で、かなり有利だと思っていた状況から一転、指まで失って形勢逆転。
そんなことは関係なく、この島に来た目的の男に煽られまくった瀧郎は死なば諸共の勢いで躍りかかり、今度は片腕も斬り落とされてしまうが、それでも足を止めずに鼻っ柱を叩き折りながら頭突きをぶち込んでやった。
塀の中でも憎しみを絶やさず、復讐の誓いを希望に変えて凶悪な囚人仲間から最後には相手を殺せる戦い方を伝授してもらっていた瀧郎は、続け様に蹴りをぶち込んで崖ギリギリにぶっ飛ばした。
そして透明マントを引っ掴んで叩き落としてやろうとするも、片手ではさすがに分が悪く、逆に指をへし折られてしまう。
今度こそ打つ手無しかに見えたが、瀧郎は両手の激痛も怒りに変えて首筋に噛みついた。
ボコボコ殴られても歯を食いしばり、それでも力づくで引きはがされれば忘れずにお土産の肉を噛みちぎった。
しかしそれがもう精一杯で、逆に暗い崖下に突き落とされてしまうのだった。