
懲役一善2巻
ネタバレ感想
懲役一善社会のゴミですけど感謝してくれますか?のネタバレエログロ画像、漫画最新話、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
一般社会に放たれた重罪人たちに課せられたのは、3カ月間の一日一善。
もちろんペナルティもあり、社会のゴミでしかない彼らは命を支払わなければならない。
元警官で同僚であり恋人を殺したとされる楠木は、一日一善を達成することができるのか…
懲役一善2巻
タイムリミットは残り一分。
生きる希望を失い荒ぶった同僚殺しの葛西を止むを得ずに殺したとなれば、元妻や今の彼氏は感謝してくれるかも知れない。
そんな囁きでも楠木は正義を曲げずに自ら殺しはしないと覚悟を決め、姉を殺した極悪人だと信じている楓は思わぬ選択に戸惑うしかない。

著者名:田中基 引用元:懲役一善2巻
だから楓は楠木の本質に確信が持てなくなり、密かに録っていた感謝の言葉を葛西に聞かせ、一日一善を達成させた。
しかし楠木が楓の信頼を僅かばかりに得た一方、楠木が全滅も止む無しの選択をしたことは全員に伝わっており、我が身可愛さが第一のクズ共にボコられてしまう。
そして楠木のやり取りを全員にバラしたのは、犯罪者のクズ共と変わらないレベルでイカレている所長の峯崎だった。
どこまでも煽り、バカにし、人権を否定する相手には躊躇なく暴力も振るう公的機関のトップは、三日間のボーナスミッションを行うと宣言した。

著者名:田中基 引用元:懲役一善2巻
ボーナスミッションが行われるのは、彼ら犯罪者にはとても似つかわしくない、老人ホームだった。
ホームのスタッフも入所者も彼らを日雇いスタッフとして認識しており、普通に接してくる中、訳が分からないまま最初の一人が一善を達成した。
今日から三日間のボーナスミッションは全員が一善を達成しなければならないが、条件は大きく緩くなって感謝の言葉さえもらえればOK、更に最後まで感謝されなかった一人は感謝不要、以降のBMへの参加不要、賞金三百万という破格の褒章も用意されていた。
全員感謝されなければ全員死亡、しかしラストワンは大金に参加不要とメリットだらけ。

著者名:田中基 引用元:懲役一善2巻
個人と全体の利益が反する社会的ジレンマの中、クズ共はどう動くのか。
するとBMで何もしない降りると言い出したのがトラブルメーカーの肥田で、それを皮切りに我が我がとラストワンを巡った醜い争いを始めてしまう。
その騒ぎに老人が巻き込まれて怪我を仕掛けるが、楠木がギリギリで助けて無事に済み、彼が二人目の達成者になって変わらぬ正義を貫くと宣言すると、深い事情があって犯罪者になった面々は、楠木の行動に感化され、全員の利益のために動き出した。
しかしここで新たなルールが発表され、感謝する方も一回きり、つまり同じ人から感謝されてもカウントされない。

著者名:田中基 引用元:懲役一善2巻
それでも積極的に動くのはそこまで悪人とは言えない数人程度、ラストワンに是が非でもなりたい利己的な奴らは迷い、肥田はまたトラブルの火種になろうとする。
楠木は共に達成しようと手を差し伸べるがそれも払いのけられ、クズはクズのまま全滅を招いてしまいそうな雰囲気の中、その圧倒的な体格で威圧し、ラストワンを脅しで手に入れると言いながらも、賞金はみんなでの豪遊で納得させたのが佐川だった。

著者名:田中基 引用元:懲役一善2巻
クズの善性を信じた楠木と、欲望を満たすことを狙って団結させた佐川では、後者の方が確実に悪人をまとめる術に長けていた。
その思惑通り、佐川がラストワンになり、ほとんどのメンバーは飲みに繰り出すも、楓はやはりまだ楠木を信じられない中、所長は彼女にある試練を課した。
その日の夜、飲みに行ってた奴らが帰って来ると、クズ共が話し合ったせいか、相手を上回るという考えだけを募らせ、明日は自分もラストワンになると言い出す奴が出た。
それもややこしい話だが、明日のラストワン賞は楓を一日自由にできる権利が与えられることが発表された。

著者名:田中基 引用元:懲役一善2巻
一日一善を達成しなければ、眼鏡美女を奴隷にできる。
ただしこの褒章は、楓自身が設定したものであり、楠木の欲望を煽るためにしたこと。
そして彼女は悲愴な顔で震えていたのを気合で押し隠し、明日に向けてしっかり性欲を掻き立てにかかったのだった。

著者名:田中基 引用元:懲役一善2巻