
ドメスティックな彼女3巻ネタバレ感想21話~25話
入部した文芸部の部長に心惹かれる夏生。
夏生に特別な感情を抱き始める瑠衣。
それとゆるふわビッチ・・・
第21話
初めて会った日はキスしなかった。夏生の中ではキスは特別な感じがしてたから。なら、今してもいいと瑠衣は訊いてきた。
家族で義兄妹になったんだからダメに決まってるだろと断るが、あの時の陽菜の言葉を思い出して、それに抗いたくなってしまった夏生は、瑠衣の頼みを聞き入れた。
優しくお互いを確かめ合うようなキス。
そっと唇を離した後に見た顔は、どうしようもなく可愛かった。
翌日も部室で美雨と共通の話題に花が咲く。彼女がいろんなジャンルで書いていると知り、思わず家に借りに行っていい?と訊いてみた。がっついているように思われてはいけないと慌てて訂正しようとするが、予想外にもO.Kしてくれる。
部屋を片付ける間だけ待ってて欲しいと言われ、コンビニで時間を潰していると、友達がコンドームを常備するのは男の嗜みだと言っていたのを思い出す。あわよくばの考えを否定しきれず、ゴムを買ってしまう夏生。
袋にはお菓子。ポケットにはゴム。一人でドキドキしていた。
第22話
親はいないと言っていたけど、代わりに弟と妹がいて、いやらしい妄想はいきなり泡と消えた。弟たちは姉に気を使えるできた子たちだった。
しかし、お年頃の彼らが大人しく引き下がれる訳もなく、結局4人一部屋で過ごすことに。妹が江戸時代のも書いてたよねと言い出し、押入れの奥の方にしまった原稿を取り出そうと顔を突っ込むハメになった美雨。無防備になった後ろ姿に目を逸らす夏生。
その時、弟がポケットの膨らみに気付いて掏り取り、ゴムを持っていることを騒ぎ出す。取り返したはいいものの、姉諸共押し入れに突き飛ばされ、鼻先に柔らかな感触がぶち当たる。
暗くて狭い密室に閉じ込められると、美雨は男との接点が少ないせいで、もし勘違いさせてたらゴメンねと謝る。
さすがにいたたまれず、その日は変な感じで解散することに。帰り際にもゴメンねと謝られ、自分の軽薄な妄想を悔いても悔やみきれなくなる。
家に帰り、事情が分からないまま陽菜に慰められる。今後は文学と真摯に向き合おうと心に誓った直後、害虫と好きな人にまた心を乱される夏生だった。
第23話
放課後、束の間の二人きりの時間ができてしまい、小説のことを褒めちぎってみても、ぎこちない雰囲気は壊せなかった。
瑠衣とモモも来て、部誌の製作について話している時に、桐谷がやって来た。これだけ揃えば部誌の発行もできますねと美雨に話しかけるが、夏生とのあれこれを思い出すと、恥ずかしさやら気まずさを感じて素直に頷けない。
何かあったんですか?そう言ってナチュラルに距離を詰める桐谷。慌てて夏生がフォローして治めるが、時期的にそろそろ期末テストが近かったのを伝えられ、学生たちは厳しい現実に慌てふためく。
夏生は休んでた時のノートをどうしようか頭を抱えていると、美雨がさっきのフォローのお礼にノートを貸してくれ、ぎこちない空気はすぐに雪解けた。
夏生と瑠衣は陽菜に頭を下げて、英語の勉強を見てもらうことに。真面目に勉強しているのに、瑠衣が葦原さんのことばかり考えてるから、普段の授業が頭に入らないんじゃないのとからかってきて、それに陽菜も乗っかってくる。
部屋で勉強を続けていた夏生は、分からないところがでてきて陽菜に訊こうと、部屋の前に立つ。すると、少し開いたドアから荒い息遣いが聞こえてきた。気付かれないようにそっと覗くと、萩原の名前を呼びながら自分を慰めている陽菜がいた。
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第24話
先生の自慰行為に驚き教科書を落としてしまう。急いで階段下に身を隠して、覗いていたことはバレずに済んだが、彼女は気持ちを無理に押し殺していたのだと知り、やるせない思いに駆られてしまう。
翌日から罪悪感と悶々とした気持ちでまともに寝れなくなった夏生。その代わりに勉強時間が増えテストの結果は上々だった。
期末テストが終わるや否や、モモの発案で軽井沢でキャンプをすることになった。そこには桐谷の別荘があるらしいが、顧問権限でキャンプに決定する。
キャンプには友達や兄妹も連れて行ってOKで、桐谷からも陽菜に話が通されていた。陽菜は一応瑠衣たちに許可を貰ってからと思っていた時に瑠衣から誘われたので、満面の笑顔で参加を決めた。
第25話
文芸部員と桐谷、陽菜、美雨の妹の美夜を入れた7人になった。
さっそくテントを組み立てていくが、自然と陽菜に視線を送ってしまう夏生。それに気付いた瑠衣に、本当は無理して寂しさを見せないようにしているだけなら、別れさせたのは本当に良かったのか迷っていると相談すると、不倫中の姉は思いつめた顔ばかりで幸せそうに見えなかった。だから、姉にとっては良かったはずだと言う。今まで傍で見てきた妹の言葉に、夏生は後悔するのはやめようと思いなおす。
照りつける太陽の下でさんざん遊び倒し、夕食の準備に取り掛かり始めた時、陽菜が蜂に太ももを刺されてしまう。騒ぎを聞きつけた桐谷が、大事になってはいけないと、躊躇なく太ももに唇をあてがい、毒を吸い出した。
大人同士が醸し出すエロい雰囲気に気後れする夏生。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、それぞれのテントで休む学生達。夏生はいつまでも戻ってこない桐谷を探しに行くと、火を囲んで陽菜と話しているのを見つけるが、輪に入るタイミングを失い、木陰で耳をそばだてる。
他愛ない同僚同士の話題の後に、聞き捨てならない台詞を桐谷が口走った。「そう言えば、萩原君は元気ですか?」と。
萩原は大学時代の一つ下の後輩だったらしい。今でも時々連絡を取り合っていて、本人から二人の関係を知ったものと思われた。
そして、萩原はそろそろ離婚するらしいとも教えられた。
感想
ドメスティックな彼女3巻後半でした。
思わせぶりな態度だったならゴメンね。これは男としてきついでしょうね。ご愁傷様です。
モモの活躍が徐々に減り、瑠衣が僅かに盛り返したと思ったら、やっぱり美雨が可愛い。そして萩原再登場のフラグ。
太ももキスはエロ過ぎたな。
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