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「ドメスティックな彼女」ネタバレ感想7巻前半。すれ違い始める夏生と陽菜

ドメスティックな彼女7巻ネタバレ感想56話~60話

沖縄旅行で愛を確かめ合った二人。

久しぶりに陽菜の部屋に行った夏生。だが、出迎えてくれたのは名も知らぬ裸の女性だった。

 

 

第56話

陽菜が急いで帰ってくると、夏生はその女性に説教されまくった後だった。

小説家の夢も結婚を考えてることも応援したい。でも、漠然と小説家になりたいと言っているだけで大した努力もせず、親からの小遣いで指輪をプレゼントしてるようじゃ説得力がないと諭していたのだ。

正論で責める厳しさもマキなりの優しさだった。

 

 

文芸部は沖縄旅行の写真を見て盛り上がっていた。そんなところに桐谷が、以前応募した文学賞で、受賞者が出たと吉報を持ってきた。

夏生は否が応でも期待してしまうが、受賞したのは瑠衣だった。

 

儚い希望が打ち砕かれた帰り道、美雨に偶然会う。彼女は明るく振舞っているが、夏生同様、受賞者が自分じゃなかったことに相当落ち込んでいたのだ。

彼女が悔しい思いをしたのはこれが初めてではない。でも、その悔しさも創作の糧になると思えば、前を向いていられた。そんな彼女の言葉だからこそ、夏生の心に深く突き刺さった。

 

そして、マキの説教も相まってやる気が湧いてくる。思いつくままに桐谷の家を訪ね弟子入りを志願した。

 

 

第57話

桐谷は無下に断るが、無理矢理押し入った。夏生は素直に賞を取れなかったのがショックで、早く結果を出したいから、弟子として勉強させて欲しいとまくし立てた。

そんな思いに気付いていたであろう瑠衣が、賞の辞退をお願いしにきたと聞かされる。

 

桐谷から見ると、夏生のほうが小説家として成功する可能性が高かった。それは、作家になりたいという意志が強いからだ。才能では補えないのが持続して書き続ける意志。

その上で、桐谷は夏生の弟子入りをきっぱり断った。たかが一、二本書いただけの経験しかないのに、人に頼るのが早過ぎる。

小説を書きたいのか、小説家のステータスが欲しいのか?そんな根本的な問いで追い返されてしまった。

 

 

家に帰ってから、改めて瑠衣におめでとうと伝えるが、彼女はやはり嬉しそうじゃなかった。

自分がそんな顔をさせていると分かり、情けなさでなかなか眠りにつけない。そこに、瑠衣が静かにベッドに潜りこんで来た。

たった一言かけただけで、瑠衣は背中に寄り添ってくれていた。

 

 

第58話

瑠衣より少し早く目覚めた夏生。彼女の寝顔を見ているうちに、賞を辞退したのは単純な思いやりからだと気付く。

だから、目覚めた瑠衣に賞を受けてくれた方がやる気が出ると伝えると、やっと安心したように微笑を見せてくれた。

 

 

夏生はまた以前のように暇を見つけては執筆に取り組んでいった。一週間に一本短編を書き上げ、桐谷にチェックしてもらうことを目標に努力し始めた。

授賞式の夜は、陽菜も帰ってきてささやかなパーティーが行われた。母は夏生と陽菜が一緒にいるところを久しぶりに見て、仲良くやってくれていることに安心する。

しかし、陽菜が皿を落としそうになった時、咄嗟に「陽菜」と叫んでしまったことに、違和感を覚えさせる。

 

夜も更け、大人だけで飲んでいると、母は陽菜にいい人でもいないの?とさりげなく訊いてみると、好きな人ならいるよと正直に答えた。

そこで母は、再婚に際して一番心配だったことを直球で訊き返す。

 

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第59話

平静を装ってごまかすが、万が一でも間違いがないようにとしっかり釘を刺されてしまう。

 

 

翌日、瑠衣は偶然文化祭迷惑事件の犯人、楠本沙希と出会い、好きな人をどうやって嫌いになったのか訊き出そうとした。

でも、当時は怒りと悲しさでいっぱいだったけど、忘れたことなどないと言われて、恨んでいた気持ちは消え去り、やっぱり今でも好きなままなんだと思い知らされていた。

 

夏生を部屋に誘った陽菜。彼が来るなり抱きついて甘え、ご飯を食べている最中にもキスをせがむ。

 

塩気が多いおでん味のキスをした後、ぼそっとこのまま二人で遠くに行こうか。と呟いた。

 

 

第60話

夏生はいいよと答えるも、冗談だよと笑顔を見せる陽菜。疲れてたけど、その言葉で元気になったとごまかすが、どこか様子が変なのは夏生にも分かっていた。

 

瑠衣は沙希の言葉を反芻して、夏生が執筆しているところに入っていく。今は桐谷指導の下、短編を週一で製作中だと聞かされ、その中の一本を読み始めた。

粗を探せばキリが無いが、陽菜をモデルにした小説よりもおもしろかった。陽菜との未来を真剣に考えている夏生を見て、瑠衣も嫌いになる宣言を取りやめることにした。

 

二人の邪魔をする気はないが、気持ちに嘘をついてもいいことはないと分かったから。

 

 

夏生は連休の初日に陽菜をデートに誘った。目的地を告げずに向かった先は、東京駅の新幹線乗り場だった。

 

 

感想

ドメスティックな彼女7巻前半でした。

母親に不穏な空気を悟られる陽菜と夏生でした。違う方向にドロドロしそうでいい感じです。陽菜はかなり大人っぽい感じに見えますけど、精々24歳なんですよね。ならあの私服も有りっちゃ有りですかね。

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