パラフィリア人間椅子奇譚8話ネタバレ感想
死体が発見されたが、不審な点はないとされ会長との関係がバレることはなかった。
それでも、怯える日々を過ごす彼女の元に、破滅の手紙が届けられる。
8話 屋根裏の散歩者2
すぐにコンセントのカバーの中やテーブルの裏に何か仕掛けられていないか探し始めた会長。顔面は蒼白になり、脂汗が染み出していた。
そして、いつも自分が座っている椅子に目を付けてしまう。
鋭いはさみを手に、椅子を凝視する。瞳子の目の前に切っ先が近づいて来たが、会長は下手に動いては危ないと思い直し、部屋を後にした。
密かにギリギリまで追い詰められた瞳子と、密かに誰かに追い詰められていく会長。
瞳子は会長を助けるべく、テリトリーを新校舎の屋根裏まで侵食させようと考えた。人の気配が完全に無くなった後、屋根裏に這い上がった。
旧校舎とは違う近代的なつくりの構造に用心しながら進んでいたが、天井板を踏み抜いてしまい、宙ぶらりんの状態になってしまった。
とても上に戻ることは出来そうになく、そうこうしているうちに、板が落下した音を聞きつけた教員の足音が迫ってきたが、間一髪水場の下の空間に滑り込み姿を見られずに済んだ。
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新校舎の天井は吊り天井という構造になっていて、旧校舎の時のように自由に移動することは困難だった。
しかし、彼女は道が無いなら作ればいいと考えた。そう決めるや否や、近所の廃材置き場に足を運ぶ。
会長も独自に脅迫犯の足取りを追おうとしていた。写真が撮られた場所がある教室だと突き止めたとき、生徒会の近衛乃ノ子が入ってきた。そこは彼女の教室だから入ってきても何もおかしくなかったが、その後に発した一言に戦慄を覚える。
同じ生徒会なら気付く可能性も他の生徒より高いかも知れない。それに近衛は母子家庭で経済的に厳しいはず。目的は金!?
一度そう思ってしまうと、今まで無邪気に慕ってくれていた後輩が、悪魔に見えてくる。
とにかく今は近衛の友人もいる。動揺を押し殺してとぼけて訊くと、それは以前貸してもらった小説のことだった。
揺さぶりをかけてきたのではないと分かったが、まだシロと決まった訳じゃないし、残り二人の生徒会メンバーも怪しく思えてきてしまう。そんな時に、また下駄箱に手紙が入っていた。
会長が取り乱す様子を上から見ていた瞳子。新校舎の屋根裏には縦横無尽に板が張り巡らされていて、彼女の準備は完了していた。
感想
パラフィリア人間椅子奇譚8話でした。
よくもまあか弱そうな女子高生一人でここまで準備できたものだと関心しますが、何気にスペック高そうなので納得しましょう。工作は得意そうですからね。
やっぱり生徒会のあの子やと思いますが、実は3人の仕業かも・・・と予想します。
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