パラフィリア人間椅子奇譚3話ネタバレ感想

教師と生徒の立場で体を重ね続けていた二人。

男は元々一時期の楽しみだと思っていたが、女はそうではなかった。

思い描いている未来を守るため、教師は生徒の首に手をかける。

 

 

3話 人間椅子3

二人が描いている未来は全く違っていた。愛していたのは会長だけだった。先生は上に圧し掛かり力の限り指に力を込めていく
思いもしなかった状況に、会長はひたすら狂気を孕んだ手から逃れようともがく。

 

生きようともがく会長の体は、熱を帯び紅潮していく。それは首で血が止められていく前の最後の悪あがきなのか、首を絞められてかすかに快感を感じているのかは分からない。ただ、椅子の中の少女は興奮していた。

 

しかし、男の力に普通の女子高生が敵うはずもなく、徐々に意識が遠のいていく。

 

[ad#co-2]

 

会長の抵抗が消えていき、全体重がずっしりと椅子にもたれかかってきた。瞳子の膝の上で憧れの先輩が死に行こうとしていく。想像もしなかった事態についつい前に出すぎたせいで、先生に存在を気付かれてしまった

 

一瞬首にかかる力が緩み、その隙を逃さず会長は先生を蹴り飛ばして窮地から脱した。彼はたたらを踏み、受身も取れずにテーブルの角で後頭部を打ち付けてしまう。

 

動かなくなった先生の異変に気付き、すぐに脈を取ってみるが、動く気配が無かった。正当防衛とは言え、愛した人を殺してしまったことに、一人の女子高生は動揺を隠し切れず、涙が流れ体の震えを止められずにいた。

 

憧れの会長の殺人現場を見てしまい、椅子の中で少女も震えながら涙を流していた。

 

 

外は雨が降りしきっていた。
静寂に包まれた室内でひとしきり泣いた会長は、服を着ようという考えさえ浮かばないのか、ふらふらと部屋を出て行った。

 

瞳子は密かに覚悟を決める。どう見ても正当防衛の末の不幸な事故だった。もし会長が捕まるようなことになれば、盗撮していた動画を警察に渡して助けようと。それが例え自分の身の破滅に繋がろうとも。

 

そうしなければならないと覚悟を決めた矢先、会長も覚悟を決めた顔で戻ってきた。台車にいくつかの道具を乗せて・・・

 

 

感想

パラフィリア人間椅子奇譚3話でした。

痴情の縺れが最悪の形になってしまいましたね。奇しくも会長を助ける結果になった変態少女ですが、椅子の中に人が潜んでいるとは未だ知る由もない会長。男を脅してまで共に人生を歩もうとしましたからね。進む先は修羅の道のようです。恐ろしい子・・・

 

[ad#co-3]