
終末のハーレムファンタジア39話
ネタバレ感想
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奇策と全兵力を投じたレプタイル戦役に勝利したアルク。
裏切りのボーアも捕虜にできたし、戦闘後には綺麗な虹も見えた。
ウェンヌとも再会できて新たな命の息吹も感じられ、黒エルフの真意も知れてハーレムセック〇もした後は、主人公が変わる新章へと…
終末のハーレムファンタジア39話
レプタイル戦役から一カ月、ナーガラ領の南方になる自由都市同盟圏で新たな物語が始まろうとしていた。
花の街と呼ばれる活気にあふれた場所は山に囲まれ、坂道が多い趣もある。
そんな一見平和そうな街の一室で、重々しい武器は似合わないスタイル抜群の美女が防具を外して身軽になろうとしていたのだが、そのビーズリーの着替えを覗いている不届き者がいるなんて、本人は気づいていなかった。
そいつは息子に浮遊肩車させているどうしようもない父親なのだが、息子も息子で自分も覗き見たい一心で高度を上げ、美女戦士の生乳を意地でも見ようと頑張った。
結果、キャパを越えてフラフラ落ちかけると彼女に見つかってしまい、破壊力抜群の攻撃を食らわされて墜落するのだった。
こんなことも珍しくないのか、覗かれたビーズリーはぷんすか怒りながらもビンタ一発と正座で済ませ、どうしようもない親子だことと呆れるのみ。
だから父親みたくならないよう、息子のレッタには立派な魔導士になれないよと優しく諭すが、キラキラした目で綺麗だからなんて言われたら、美女はチョロく喜んでしまうのだ。
そこで父親が男手一つで育てた弊害かもなあなんて、女性への接し方を知らない詫びを入れると、片親だったビーズリーも共感を示してしんみり。
更に父親は、だから息子のために性知識を教えてくれと頼んだ。
結局、隙あらばエロを求めてくる反省なしの親子に今度こそ本気で怒ったビーズリーの制裁が火を噴いた。
ビーズリーは警備隊じゃなくて女優が似合うなんて勝手に盛り上がれるほど、ガチギレされてもやっぱり反省しない親子は、ずっと旅生活を送っており、その時々で依頼を受けたりモンスターを倒したりで生活費を稼いでいた。
そんな不安定で危ない生活の中、魔導士の父親が勇ましく戦う姿を間近で見ている息子は、心から憧れていた。
ただこの花の街でレッタは、病院に通院していた。
包帯で隠している右目はまるで白内障のように白く濁っており、視界も見た目通りに白くぼやけているのだ。
それは治るどころか徐々に進行しており、原因も分からないし気休めの治癒術で遅らせるくらいしかできないでいた。
できるだけのことをする医者は、ちゃんと金の余裕がある時にしか診療代を受け取らない寛容さがあり、根無し草で日銭稼ぎの親子は感謝感激だった。
しかし、明日の魔導士登用試験に合格すれば、診療代の心配をしなくて済むかもしれない。
ということで翌日、試験を受けるのは前途有望、意気揚々、若さ溢れるこれからの世代のレッタであり、パペットに向かって全力おサンダーボルトを放った。
しかし出たのは静電気程度のもので、パペットも気まずくなる底辺も底辺のレベルだった。
そんな醜態を晒せば他の参加者の爆笑の的になるしかなく、赤っ恥も赤っ恥の挑戦に終わった。
父の励ましも空しく響き、魔導士になる夢も叶えられるか不安に陥っていく。
そんなことより女の子にモテてナンボだと励まされても誤魔化されないほど自分のショボさにショックを受けたが、試験を監督している宮廷魔導士ジャバはレッタの異様さを見逃さなかった。
ある意味凄かったレッタの次の挑戦者は、白銀級の火属性魔法をぷっ放した。
パペットが燃え盛る圧倒的な炎にレッタも目を奪われるが、ドレッドグラサンのそいつは自分の実力に奢り高ぶっているらしく、強さに品格が伴っていないタイプだった。
だから自分の評価も気に入らず、白銀を越える黄金級であると認めさせるために、監督官のジャバに絡みにいった。