
終末のハーレムファンタジア97話98話99話100話
ネタバレ感想
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竜の力に加えて修練を積んできたアルクやレッタでさえも、複数の竜を取り込んだドゥティアスには成すすべなく完全敗北を喫してしまう。
そしてラティは裏切り者で終わるのか。
97話
ラスボスらしく異形の巨大生物になった皇帝ドゥティアス。
次々と竜を取り込んでは人間を超越した化物度を増していき、いよいよアルクの黒竜も大口を開けて体内に取り込んだ。
これで魔神ドゥティアス完成。

もう睨みを利かせるだけで大爆発を起こせる程、次元の違う生物に変わってしまった。
塔の天辺を破壊してラピュタのように浮き上がっていく皇帝は、一体何が目的で人間をやめたのか。
元竜の子らが敗北した一方、彼らの帰りを待つガールズは自分たちのできることをしようとしていた。
オルガはレッタとまぐわったガールズを集合させ、魔方陣を使って彼女らの魔力をレッタに送ろうとしていた。
彼らはまだ生きているが戦闘力ではまるで太刀打ちできない差が生まれ、このままでは彼らの命どころか世界も終わってしまう事必至。
その時、遅れて輪に入ろうとしたグローリアが頬を染めながら、レッタとはヤってないけど入って良い?と恥ずかしそうに切り出した。
魔力を送るのだから数が多い方が助けになるのは間違いない、オルガは乙女心にめんどくささを感じつつも大歓迎を示した。

魔方陣を囲んであぐらになり、オルガの詠唱がきっかけで彼女らの魔力が魔方陣を通して天高く飛び出していく。
この5人の魔力がレッタに届けば、竜の恩恵よりも強くなれるのか。

一方、久しぶりのアルクガールズも動き出そうとしていた。
アルクの子を産んだが完全な非戦闘員のウェンヌは現場には赴かず、我が子やメイドたちと残って、魔法のクリスタルを使って想いの力を届ける予定だ。
ウェンヌは現場に行く気満々だったのが、子持ちだしアルクの子だし待機しておくべきだと決めたのがカイメイアだった。
久しぶりのセリーヌとフェラリス、二人は危険が伴う最終決戦のサポートに向かった。

いつか訪れた遺跡奥深く、巨大なクリスタルが飛行石のように宙に浮いている。
荘厳な姿にカイメイアが大層なこってと見上げると、懐かしのジョアンナが満を持して登場し、私という天才が作った最高傑作だから当然だと、変わらない自信過剰っぷりで切れ込んだ。

ジョアンナはまだ処女だろうがアルクへの想いの強さもまた自身過剰、それをベラベラと語っているとワープしてきたフェラリスが、このクリスタルは一緒に作ったものだろうと強いツッコミを入れた。
ウェンヌの他にもう一人、クリスタルの欠片でリモートサポートするのは妊娠中のあの人。

それ以外のアルクガールズはクリスタルの間に集まり、みんな一緒に惚れた男にこの世界の救世主になってもらうべく、共に戦う覚悟はキマっていた。
強く気高い美女たちが集まれば、黒竜を越える力を授けられるのか…

98話
自分で出現させた塔の天辺を破壊し、薄暗く閉塞感が増した空に飛び出した魔人ドゥティアス。
自らの国を見下ろし、背中にフジツボのように生えたクリスタルから魔力を放った。
自分の国をめちゃくちゃに破壊し始めた暴君どころか奇人変人、狂乱の魔術師。

民まで殲滅せんとする男は何を考えているのか。
黒竜を奪われ廃人のようになったアルクは、精神と時の部屋のような何もない無限に広がる場所に気づけばいた。
そこは心象風景の中か、風か雲か、ラティがこれまでと変わらぬ調子で現れると、アルクは裏切り者だと責め立てずに耳打ちした言葉の真意を訊ねた。
皇帝には偽の黒竜を渡す。
やはりアルクを裏切ったのではなく、敵を騙すならまず味方からの基本で倒すべき黒幕に取り入ったように見せ、本当の作戦を成功させるための時間稼ぎをしていたのだ。

アルクの中に黒竜は残ったまま、それに加えて愛し合ってきた美女たちが結集させた魔力を合わせて、ドゥティアスに挑もうというのだ。
それだけしなければ、確かに黒竜一つだけのパワーアップでは到底叶わなかった実力差。
ラティが言うことを言ってさっさと消えたら、交代してアウレリアがハムナプトラみたいに現れた。
やっと、久しぶりに言葉を交わせたこの感動、生きていたことにむせび泣きたいアルクと、彼が自分のために無茶をしたことを知って心配だったアウレリア。

それで彼は闇の覇道に突き進むことにした訳だが、全ては愛する人のため、ラスボスを倒せば特別な肩書きの関係性に収まるのかどうか。
彼女がまだ愛は変わっていないか訊くと、彼はウィットを含ませて返した。

他に何もない空間で唇を重ねた二人、この物語は二人が引き裂かれたことから始まり、終わりが見えようとしていた。
ドゥティアスに近づいたアウレリアだからこそ、あの男を止めるべき可哀想な人だと、まだ情けを見せる。
アウレリアも消えてアルクは何もない空間に一人きりにされかけるが、ここから目覚めたらもう一人じゃない実感できる強大な魔力が注ぎ込まれているはずだった。

世界を破壊しようとする歴史に名を刻む恐怖の魔人を倒すべく、アルクは我がカイメイアたちの魔力を実感し、同時にレッタもオルガたちの熱い思いを実感した。
ショタ器は何の見せ場も無く使い捨てられたが、二大主人公が本当の最終決戦に挑む…

99話
愛したガールズたちが結集した魔力を受け取ったアルクらは、以前よりさらにパワーアップして魔人ドゥティアスに挑んだ。
口から魔弾を吐き飛ばそうとするドゥティアスはもう人でないのはもちろん、アースラでありリクーム。
アルクが黒剣で斬りかかり、レッタが頭上から連撃を降り注がせ、そこに間髪入れずアルクが背後を取ってフジツボみたいな背中のクリスタルを平に切り落とす。
しかしデカいし速いし魔力量も桁違い、ドゥティアスが子供の癇癪みたいに両手を振り回すだけで早々近寄れなくなる。

するとその時、魔人の上空に二つの光が現れて人の影がはっきり見えてきた。
それは息子に殺された前皇帝と、訳の分からぬまま一瞬の出番で逝った竜の器の少年。
二人は諸悪の根源に恨み言を吐くでもなく、ただおぞましき愚行を止めようと声をかけに現れたのだ。

しかし数え切れない罪を犯し、不幸を大量に生み出した哀れな男にもう引き返す余地はない。
それは自分の中の迷いが生み出した幻か、まだドゥティアスの中で竜と共に魂が囚われているのか。
そんな不思議な光景を離れたところから眺める大して見せ場のなかった鳥使いの将軍が、遅れて現れるのがヒーローの定番とばかりに、シュタイゲンを運んできた。
女絡みで急に良い奴っぽい雰囲気を纏い始めたシュタイゲンが颯爽と最後の戦いに繰り出し、鳥使いは我関せずとどこかへ消えた。
もう誰も孤独な非モテ魔導オタクに共感する者は無く、イケイケになったアルクが斬って斬っての追い込みでついに片手を奪った。

これは押し通せそうかと思いきや、ピッコロみたいな再生能力でサクッと新しい腕が生えるものだから、胸に並んだ開眼の核を壊さなければならないと気づけた。
それが容易くできないから戦いが続いているのだが、ドゥティアスはこれでお遊びも世界も終わりだとフリーザみたいなことを言い出し、膨大な魔力を練り出す。

その溜めの時間こそ有効打を食らわせる絶好のチャンス。
しれっと参戦したシュタイゲンが捨て身の突撃で中央の開眼を突き刺すことに成功。
そうくればゼノの如く自分ごとやれと言わんばかりに、レッタに全力を促した。

これは洒落にならないダメージで、シュタイゲンは食い潰されそうになるが決して剣を離さず、レッタの大電撃が巨体を駆け巡った。
すると取り込み過ぎた竜の力の反動か、ドゥティアスが急に苦しみ始める。
すると今度はアルクにもはっきり見えるようにアウレリアが具現化し、これ以上なく、非モテさを突きつける残酷な同情の言葉を耳元で囁いた。

これは全く女にモテなかった男が拗らせすぎて、自暴自棄を極めた結果なのか。
ハーレムが羨ましいけど、父親のようにも娼婦通いの将軍のようにもできなかった、ヘタレ男のなれの果てなのか。
言わばもう近しい女子限定の元気玉。
アルクに注ぎ込まれたり込まれなかったりガールズの想いが結集した。

悟空は悟飯の背中を押すようだったが、アウレリアはドゥティアスの背中を包み込んだ…
100話
そして最終決戦の勝負はついた。
ドゥティアスが世界を滅ぼさんとした理由、きっと愛に飢えていたから。
多くの美女に愛された二人の竜の器と、取り返しのつかない悪事に手を染めた裏切り者により、人ならざる女にモテなかった化物がこの世から消えた。
ラティとの別れ、さよならのラストセック〇。
5年の歳月が流れ、既に生まれていた命、その後に生まれた命は次の時代を担う者として愛されながらすくすくと成長していた。
そしていくつもの子種を残しながら、アルクは最愛のアウレリアを救い切れておらず…

感想
終末のハーレムファンタジア97話98話99話100話にて完結です。
アースラみたいなタコ形態になるわ、ラピュタみたいに浮き上がるわ、狂人の人を容易くやめれるから狂人なんですね。
振り返れば8年も前に始まったんですね、作品と共に年を取る訳です。































