
パラレルパラダイス176話177話178話
ネタバレ感想
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口だけ達者で物凄く凄かったくノ一マロンの初交尾。
見逃してくれた同僚に礼をいって物悲しく逃亡生活に入ったマロンに対し、彼は嫉妬深い神殺しを完全に諦めていた。
パラレルパラダイス176話
マロンに服をだめにされた彼は、リーメアリーに新しい服を恵んでもらうも、見苦しいモノを早くしまえと辛らつで、何より全裸を披露しているのに発情する気配が一切ないので、男の優位性を活かすいつもの方法が全く取れないでいた。
神々しい雰囲気そのままに他の女とは違うリーメアリーは、罪人だとしても軟禁ではなく匿ってあげているのだと改めて説明し、ここから出れば玄関先の衛兵も躊躇なく殺すから悪しからずと注意した。
最早この世界の人類を救えるメンタルじゃない彼はそれでも仁科との面会を求めるが、油断もしないし隙も与えないリーメアリーは、共謀防止で無理だと切り捨てた。
部屋から出たリーメアリーは途中で、物思いに耽りながらマロンとの交尾が終わるのを待っていたルーミと鉢合わせてちょっと驚くが、彼の部屋に行くというから、国母殺害を目論んでいるから監禁中だと伝え、それが崩月からの解放のためだとしても看過できないと説明した。
だからルーミにも、ガーディアンとして彼に与しないように一応念を押した。
そして向かった先は相棒扱いなのか、乗り回している竜のところだった。
強く気高い忠誠心は、早々お目にかかれない国母との出会いを思い出させた。
国母はとにかく天上人どころか神の如き存在として崇め奉られており、国母の名の通りに国の頂点に君臨する母なる者として平民は刷り込まれていた。
そんな国母の顔まで拝めるのは百年に一度程度しかおらず、まさに選ばれし優秀な超逸材だけだった。
そんな一人に選ばれたリーメアリーは当時、まだガーディアンでもない候補生に過ぎない子供だった。
平安貴族が使う御簾のようなやつの向こうにいた国母の姿が徐々に見えていく間、リーメアリーは緊張感だけだったが、その素顔を目の当たりにし、声をかけられた瞬間、とんでもないトキメキと喜びに包まれた。
それだけでなく近こう寄れと求められたら物理的距離の近さまで縮まり、誉れが急上昇。
更に頭を撫でられながらもっと頑張ってこの世界と私を守っておくれなんて頼まれたら、大好きで仕方ないママにおねだりされるレベルの数十倍感激して、この時に命を懸けると誓ったのだった。
竜と夜空を眺めながら当時の輝く記憶を思い出したリーメアリーは、改めて国母が呪いの原因の一つだろうと身命を賭して守ると誓った。
一人になって寝っ転がった彼は、金城を殺すにはまず国母を殺さないといけないことを考え、金城殺害は何にしろ無理なのだから、もうできることはないと諦めた。
直後、ルーミが普通に明るく入って来た。
これまた衛兵を普通に気絶させたと明るくいうルーミは、最優先が国母じゃなく彼になので謀反を起こすのも躊躇いがなかった。
それは愛しているからと彼が誰よりこの世界の人を救おうとしているからだった。
だから国母打倒にレッツゴーと行きたかったが、彼にその意気はなく、嫉妬深い神を倒せないし世界も救えないんだと下を向いた。
そんな彼に蔑みか同情か眉をひそめたルーミは、嫉妬深い神と何があったのか訊かないわけにはいかなかった。