
幸運のノエル
ネタバレ感想
幸運のノエルのネタバレエロ画像、漫画最新話、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
ゴブリンアンソロジーコミックのH9作品。
保護の名目で集められた孤児たちは、この世のゲスと悪を煮しめた場所で娯楽のオモチャにされていた…
幸運のノエル
アルがまた意地悪をしてノエルを泣かせ、可愛らしく微笑ましい喧嘩を始めたその時、どこかの王国から来たという兵士たちが孤児院に強引に雪崩れ込んできた。
問答無用でノエルたち孤児は連れ出されるが、血は繋がっていなくとも兄のつもりのアルは、怯えるノエルを励ました。
やがて数日後、辿り着いた王国でさっそく、王が歓迎の言葉を子供たちにかけたが、またしても力づくで男女は分けられ、ノエルを守ろうとしたアルは容赦なく殴り倒されてしまう。
数日後、アルは死んだと告げられた。
ここがまだ王国になる前の50年ほど昔のこと、この地はゴブリンの侵攻で大混乱に陥ったが、立ち上がった女剣士エルダが見事にゴブリン王を倒し、残りのゴブリンが殲滅されるのも時間の問題だった。
しかしエルダはある予言を無視してゴブリンの処刑を始めると、預言者の忠告通りに何者かたちに凌辱されて嬲り殺されてしまう。
後に預言者はエルダとゴブリンの戦いを忘れないための闘技場を作り、やがて国王になって王国を建国したのだった。
そしてノエルが王国に来て10年後、彼女たち女の孤児は今日、ゴブリンと戦わされる見世物のデビュー戦を闘技場で迎えたのだった。
かつて英雄エルダによってこの地から葬られたゴブリンは今、超技術培養液の中で育てられ女剣士たちとの戦いに備えていた。
初めてゴブリンを見たノエルたちはあまりにおぞましい姿に慄き、剣を振るう間もなく絡みつかれて悲鳴を上げると、観客からもあまりに下卑た歓声が聞こえ、また衝撃を感じるばかりだった。
無理やり連れてこられ、毎日地獄の訓練をさせられ、就寝前は祈りの時間と称して鬼畜兵士たちの肉便器にされて来たのに、やっとデビューで何かが変わるかと思えば、ゴブリンにも凌辱されてゲス観客を悦ばせるのなら、死を願っても仕方なかった。
しかし怒りも膨れあがって斬りかかるが、ゴブリンは特にデカい一体の指示でモンスターとは思えない連携攻撃をしかけ、ノエルは鬼神と呼ばれるボスゴブリンに組み敷かれてしまう。
大の男よりもデカいのは身体だけでなく、陰茎も鬼畜兵士とは比べ物にならないおぞましき巨根だった。
その時ノエルは、鬼神の首にアルがしていたネックレスを見つけた。
死んだと聞かされていたアル。
しかしネックレスに映った当時の光景が再生され、男の孤児は薬でゴブリンに変えられている光景が見えた。
皮肉にもアルは、観客を興奮させるほどの鬼神ゴブリンにされていたのだった。
酷いでは表せない鬼畜の所業を知ったノエルだが、犯されながらも呼びかけ、喧嘩した時によくした表情を見せた。
すると人間の記憶を刺激されたアルゴブリンも同じようにやり返す表情を見せるから、ノエルはとにかく生きていてくれたのと愛しい彼に抱かれている悦びに咽び泣き、姿を変えようとも自分から腰を振った。
そしてノエルに再会して好きな子を守る男としての気持ちを思い出したアルは、モブゴブリンを従えて全ての元凶の王に牙を剥いた。
しかし人間の皮を被ってこの国を牛耳ることに成功した策士に、正面から襲いかかってもあっさり始末されるだけだった。
愛しい人と再会した直後に惨たらしく殺され、新たな憎しみに打ち震えるノエルはそれでも、必ず復讐を果たすために従順なフリをし続け、絶好の機会を待つことにしたのだった。