
住みにごり1巻
ネタバレ感想
住みにごりのネタバレエログロ画像、漫画最新話、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
契れないひとのたかたけし最新作。
今時珍しくない中年ニートを中心にした今作は果たして、癖の強いヒューマンドラマに落ち着くのかそれとも…
住みにごり1巻 次男
29歳で実家に戻ってきた次男の末吉が惰眠を貪っていると、すぐ外からの助けを求める悲鳴で目を覚ました。
飛び出してみると、ニート長男が血まみれで立っており、周りには惨殺死体が転がっていた。

著者名:たかたけし 引用元:住みにごり1巻
その兄が振り返って不気味な笑顔と一言を発した瞬間、末吉は悪夢から現実に戻ってきた。
大学進学を機に上京してそのまま就職して早アラサー、人生の再起を図りやすいタイミングでUターンしてきた末吉が悪夢を見たのは、兄が年季の入ったニートで会話も子供の時以来してないという、不気味な存在だからだった。
しかもただの穀潰しの舌も肥えているとくれば、悪夢じゃないが殺意も湧き上がろうというものだ。

著者名:たかたけし 引用元:住みにごり1巻
長く実家を離れていたからか、現在の兄については知らないことが多い。
兄が独断使用している階段から二階にかけてだけ、事故物件かと感じるほどの妙な雰囲気と澱んだ空気が漂っており、南京錠がかけられた部屋には本人だけしか入れない。
全く言葉を発さずに意思疎通ができない兄がいつか、本当に悪夢の通りの大事件を起こすんではないかと不安でならない末吉。

著者名:たかたけし 引用元:住みにごり1巻
長女の長月はフミヤと話して根拠なく怖がるなと言うが、子供の頃、兄の恐ろしい行動を見たことがある末吉はやはり、とんでもない狂気を孕んでいると思えて仕方ないのだ。
長女
第一子の長女であることからおそらくアラフォーだろう長月は、キチ父の愚痴によれば夫に愛想を尽かされたらしく、離婚歴があるのかも知れない。
弟で穀潰しニートのフミヤを穀潰しだと思っているようだが、かろうじて可愛さも感じているのか嫌ったり邪険にしたりする様子はなく、帰ってきた末っ子と一緒に焼き肉を奢ってあげるほど、姉ちゃんらしい姉ちゃんをしていた。

著者名:たかたけし 引用元:住みにごり1巻
フミヤの味の五月蠅さには末吉と同じく、殺意を抱くこともあるようだがすぐ笑い飛ばせるサバサバさも併せ持っており、弟たちが仲良くすることを願っているし、フミヤがバカで素直過ぎることも知っていた。
誰に対してもなのかコミュケーション能力も高く、明るい相手ならスッと距離を詰めれるし、旧交を温めるのも天性の上手さがある。

著者名:たかたけし 引用元:住みにごり1巻
そして母親似だから、おそらく美人と言っていい。
母
母の百子は脳の病気かなんかで寝たきり状態になっており、家の中の移動も車椅子を使っている要介護者である。
しかし家族の中で誰よりもニコニコしており悲壮感がなく、獄潰しニート長男が見返りのお釣り目当てで買い物とかを担っていても、それも最低限の優しさだと受け取っている。

著者名:たかたけし 引用元:住みにごり1巻
若かりし頃の百子は清楚系美人で、なぜキチ父と結婚したのか甚だ疑問でしかない。
彼女は確かに助けを借りなければ生活できないが、やはり太陽のような存在感があり、どうしようもないクズ夫がもっと酷かった若い頃に戻らないよう、ニコニコしながらも文字で酒に溺れないよう見張っていた。

著者名:たかたけし 引用元:住みにごり1巻