インフェクション62話ネタバレ感想

黒焦げになって人間大に戻っても、メットは紗月を追ってきた。

しかも相手の焦らされた紗月は先制攻撃されてしまった。

果たして、作戦を実行することができるのか?

 

 

62話 最後の作戦

黒焦げになり小さく戻ったメットだったが、人間らしい知恵で紗月の隙を作り、焼け爛れた腕を雄叫びを上げながら伸ばしてきた。

 

 

しかし、それも予期していたかのように紗月は後ろに飛び、凶手から逃れることができた。

 

作戦が乱されても冷静さを保ち、再びメットの頭部に狙いを定めて銃を構えた。入り口から構えてメットを撃つと決めた時のイメージと重ねながら、引き金を引いた。

 

 

しかし弾が出てこない。紗月は訳が分からず困惑してしまい、その様子をメットも不可解なものを見るように窺っていた。

 

すると数秒遅れて弾が飛び出し、メットの顔を掠めていった。

 

 

リボルバーの装填位置が一発目になっていなかったのだ。

基本的なことだったが、日常に銃がない一般市民にとってそこに予め気付けというのは酷かも知れない。

 

紗月は貴重な一発を無駄に消費したことで、一気に落ち込んでしまった。この期に及んでフラフラとした足取りでメットに後ろを見せてしまった。それを逃さず、メットは襲いかかってきた。

 

 

だがそれは紗月の作戦だった。

やられたらやり返す。相手に虚を突かれたことだけを反省し、それを逆にやり返すつもりだったのだ。
無造作に床に置いていたシーツをメットに被せて視界を奪い、二番目の選択肢、自ら距離を詰めて頭を撃ち抜いた

 

 

だがそれも100%は成功しなかった。紗月からも頭が見えなくなってせいで狙いがずれ、片目を奪うに至っただけだった。

 

それでももう一発残っている。
ここまでも想定していた紗月は弾切れになった演技をして逃げ出す風を装い、信から遠ざけてから止めを刺すつもりだった。

その狙い通り、メットは相手が焦っていると思い、いやらしい笑みを零した。

 

 

それを確認した紗月は窓に走り寄って、勢いそのままに外にダイブし、何とか着地にも無事に成功できた。
その後を追わせて動きが止まった瞬間を仕留める。それが最後の一発に賭けた作戦だった。

 

 

だがメットは追ってこなかった。

 

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まさか信に標的を移してしまったのかと本気で焦った直後、メットが飛び降りてきた。

 

即座に引き金を引いた。と同時に信が泣き声をあげた。

それに反応してメットは顔を斜め後ろに向け、期せずして銃弾を回避してしまった

 

 

一瞬見つめ合う二人。

そして紗月は走り出した。泣き叫ぶ信を置いて全速力で駆けた。

 

これが銃弾を使い切った後に考えていた最後の作戦だった。

とにかく遠くまで逃げて時間を稼ぎ、信から遠ざける。勇気ある大人たちが命を賭して守ってきた幼い命のためならば覚悟はできていた。
母の気高さを、父の尊い行動を胸に、彼女は陸上の経験を活かして走り続けた。

 

でもできれば、を叶えてみたかった。

 

 

鬼ごっこはそう長く続かなかった。

 

すぐ背後に迫ったメットの手が紗月の肩に伸びても、彼女は前だけを見てその光景を目に焼き付けるように細めた。
そして黒い手が彼女の肩に触れた。

 

 

それと同時に、待ち望んだ好きな人が彼女の名を叫んだ

 

車ごと流されて絶望した時も、助けに来てくれたのは彼だった。

晴輝は窓から身体を乗り出し、ショットガンをゼロ距離で撃ち込んだ。

 

 

感想

インフェクション62話でした。

劇的な引きですね。一か八かの賭けでしたが、メットは何が何でも信を優先するというほどでもなかったようですね。

ここで無理矢理に経験したことが活きるのもかなり救われた思いでしょうし、好きな人に助けられたのも、何よりだと思います。

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