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インフェクション68話

インフェクション68話
ネタバレ感想

神城の驚異的な戦闘力により、メットはさらに進化を遂げようとした。

それが彼の人間だった頃の記憶を呼び覚まし、己の凶行に涙する。

そして自ら身体を崩壊させ、ついにメットの脅威は終焉を迎えたのだった。

 

 

68話 変化の果てに

メットが液状化した。

果たしてそれがどういうことなのか、判断はまだつけられそうもない。

 

異変に気付いた淀川とらぎ姉のお付の人の女性が晴輝と神城の元に駆けつけた。

今のうちに研究用のサンプルを取り、復活する可能性も考慮して、すぐにこの場を離れることになった。

 

そこでまだお付の人の名を知らなかった晴輝が、「えっと・・・確か」と言うので、女性は晴れやかな所作で自己紹介を始めた。

 

鳳凰寺蓮華

年齢は非公表。本名は田中せつ子という昭和感たっぷりな名前だった。

CNはコードネームかと思いきや、まさかのコスチュームネーム。

 

 

挨拶するや否や、蓮華はすぐに斜面を下りて、メットの残骸の中から核と思われる部位を拾って彼らに見せた。

 

晴輝はメットの執念のような進化を目の前で見てきて、本当にこれで終わったのかどうしても不安が頭から離れなかった。

しかし、神城は即座に「持ち帰る」と指示を出す。

 

もちろん彼も危険なのは分かっている。

 

だが、持ち帰らなければ持ち帰った時の未来は得られない。どちらか一つしか選べず正解が分からないのなら、状況を打破できる可能性が高い方を選択していく。

 

それは現実的な淀川も同じ意見だった。

 

これから安全地帯に行けるんだぞとも言われ、晴輝は紗月も加わったパーティーを思って思わず顔がニヤけた

 

 

その紗月たちもやってきて、まず蓮華とらぎ姉が無事を確かめ合って喜びに包まれる。

 

そこにきららたちもやって来た。

 

きららは姉に紹介したい人がいると言ってニヤけ、紗月は麗に紹介したい人がいると言ってはしゃぐ。

 

らぎ姉を蚊帳の外に置いた修羅場である。

 

晴輝は何も言えず目尻を下げるばかり。それを高木は心から笑った

 

 

紗月ときららはクラスメイトだった。

しかし、特に親しくもない二人はお互い恋のライバルを目の前にして、醜い争いを誰にどう見られようと、晴輝を挟んだ争いであろうとも牙を隠そうとせずに、心にもない言葉を吐きつけながら薄笑いを浮かべる。

 

メンタルの強い蓮華が、いたたまれない空気を中和する意味も込めて、これから向かう安全地帯についての説明を始めてくれた。

 

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場所は仙台の市街地から車で30分ほどの温泉が有名な秋保一帯

 

周囲を険しい山に囲まれ、アクセスできる道路は大きく4本で、拠点としては十分に守りやすい構造になっている。

ただ、そこも隔離地域内ではあった。

 

隔離地域の封鎖は自衛隊により行われており、境界線の内と外で二重に守られて入る事も出る事もできないようにされていた。

しかし、秋保に派遣された陸上自衛隊が命令を無視して避難者を匿ってできたのが、これから向かう安全地帯だった。

 

晴輝はその自衛隊の人情も仕方ないと庇うが、蓮華はそれを一刀両断した。

 

「緊急時に命令違反を犯す隊員など、ただの偽善者集団です」と。

 

 

一時の感情に流され、大局を見誤っていては、組織として自衛隊の力が十分に発揮できない。その身勝手な行為が招いたものは不完全な隔離で、らぎ姉が引き継いで説明してくれた。

 

その誘いを断ったらぎ姉の理由が晴輝であることを、物欲しそうな笑みで彼自身にはっきり分かるように彼女は匂わせた。

 

そのせいで今度は、らぎ姉も含めた三つ巴の争いが始まろうとしていた。

 

 

しばらくして秋保に到着した。

出迎えてくれた自衛隊の隊長はまだ若い女性で、奇しくもそこの地名と字が違うだけの名前だった。

 

だが淀川は容赦なく、命令違反をする自衛隊は信用できないので、指揮権はこちらに委ねてもらうと開口一番切り出し、小早川もそれを受け入れざるを得なかった。

 

 

気を取り直して、宿泊するホテルに案内してくれた。

そこは高級そうな温泉旅館だった。

 

しかし晴輝は、まさかこの後また血で血を洗うような、自分を巡る女たちの争いが起きようとは、想像もしていなかった。

 

そんな展開を高木は望んでいた。

 

 

感想

インフェクション68話でした。

やっと少し穏やかな時間を過ごせると思ったのに、力では解決できない問題が勃発。

それもこれもはっきりしない晴輝が悪いんですが、状況が状況だけに同情はします。

まあ、温泉ということはまた混浴するんでしょうね。

本当に平時でも混浴できる露天風呂なんかあるかも知れませんし、混浴でしょう。

で。その後は誰と寝るかが問題だ。