
なんでここに先生が!?20話
ネタバレ感想
鈴木にボディペインティングをされて、またしてもイカされた松風。
妹の誤解はあらぬ方向に向かっているとも知らず、今日は恋では先輩の鬼の児嶋と杯を酌み交わして、ガールズトークに酔い痴れるはずだったのに・・・
10話
二人で居酒屋に来た松風と児嶋。
児嶋は酒が一滴も飲めない下戸なので、コーラで仕事の疲れを癒せる安上がりな女だった。
そして酔ってもいないのに、松風になぜ鈴木が好きなのかとさっそく踏み込んでいく。
自分とは違って聖母と慕われる人が、何がどうなって好きになったのか気になるんですと攻め入る児嶋を躱すため、逆に佐藤の話題を振る松風。
すると急に照れ出してごまかそうとして、間違って松風のジョッキをグビっと一口。
たちまち潰れてしまうのだった。
そこにタイミングよく佐藤から電話がかかってきたので、一人じゃ運べない松風が応援を要請すると、彼はすぐにかけつけてくれて、おんぶも恥ずかしがらずに、彼女を連れて帰っていった。
その特別な関係が、純粋に羨ましかった。
一人残された松風は、出会って3年も経つというのに、まだ鈴木の電話番号さえ知らないことに溜息を吐き、最初の出会いを思い返していった。
あれは3年前。
風邪で具合が悪い中、教員試験の会場にタクシーで向かっていたが、運悪く渋滞に巻き込まれた時のこと。
仕方なく途中で下りて、走って向かい始めた矢先、今度は側溝の隙間にヒールが挟まってソールがペロッと捲れてしまった。
泣きっ面に蜂で泣いてしまうが、どうせ教育実習でも散々怒られたし、こんな不運が続くなら、天が諦めろと説得しているんだと自分に言い聞かせようとした。
その時、その頃から顔が怖かった鈴木が、彼女の落とした書類を拾って渡してくれた。
そして訊かれるまま事情を話した。
会場の場所を聞いた鈴木は、そこなら5分で着きますと言って、躊躇いなく彼女を背負い、全速力で走り出したのだ。
その彼の純粋な優しさに、顔に似合わずいい人なんだと分かった。
しかし、密かにもう一つトラブルが発生していた。
さっきのこけた拍子にブラがズレ、風邪っぴきなのもあって汗で突起が薄いブラウスから透けて見えていたのだ。
しかし、ただでさえ見られているのに、今下ろしてもらって直せば、道行く人に一斉に注目されてしまう。
今度は階段を上り始め、振り落とされないために片手でしか胸を隠せない。
さらにずれる松風を背負い直した拍子に、カラビナのカーブ部分が股間にフィットしてしまった。
姿勢を変えるか?
胸を隠すか?
二択を迫られた彼女は、人前で噴射するくらいなら胸を見られたほうがマシだと思い、ついに両手を彼の肩にかけ、刺激を和らげる方を選んだ。
初めて見せる胸が名も知らぬ通行人になってしまった松風。
そんなこととは知らずに、全速力で走り続ける鈴木。
目的地の大学に着いて彼が急に止まったものだから、慣性の法則で彼女の身体は前に押され、カラビナがグッと中に押し入ってきた。
その瞬間、やっぱり耐え切れずに噴射してしまうのだった。
急いでジャケットを着てごまかしている間に、彼は靴の修理まで始めてくれた。
松風は風邪を引いて、渋滞に巻き込まれて、こけて靴を壊して、そんなことに巻き込んで迷惑かけてすいませんと謝った。
しかし鈴木はそんな風に思っていなかった。
背負って走ったのはいい運動になった。
あなたも汗をかいたから、熱は下がったみたいだ。
靴もほら、直りました。
「迷惑なんて、最初からどこにもなかった!」
その笑顔に、松風は惚れたのであった。
気付くと、出会った時と同じように彼におんぶされていた。
佐藤が心配して鈴木に連絡してくれていたらしく、ものぐさな彼にしてはグッジョブだった。
まだ告白する勇気はないけれど、あの時の気持ちと一緒に「ありがとう」を伝えた。
21話
松風姉妹と鈴木は同じ市内にある東高の方に来ていた。
彼らが所属する西高との合同イベントの打ち合わせに来たのだが、やはりここでも鈴木の威圧感に相手の男子は気圧され気味。
ただ、彼を除けば真面目そうな眼鏡少女と、童顔で可愛い巨乳先生なので、ほっと一息つける。
彼らが軽く挨拶をしているところに、遅れて東高の担当教師がやって来た。
教室に入ってくるなり彼女は、いきなり自分とこの生徒である高橋隆に抱きついて、食料を要求した。
さらに相手高の女性二人に軟派な口を叩き、あどけなさの残る少年を性の話題に連れ込もうとからかい始める。
彼女は葉桜ひかり。
一応顧問だった。
さて、ひかりには四苦八苦させられたが、松風の聖母オーラに癒されてどうにか話し合いは順調に進んで帰路へ。
住まいの団地のドアを開けつつ、頼りにならない彼女に代わって頑張ろうと意気込んだ直後、なぜか彼の部屋に先生がいるではないか。
自分ちの暖房が壊れてて寒いから、当然のように彼の部屋に避難してきたのだという。
さらに彼を湯たんぽ代わりにして布団の中に押し込み、抱き枕のようにホールド。
さすがにもう身体は大人同士の二人だから、柔らかな女体に包まれた彼はもじもじしながら、もう僕も男だし・・・と拒絶しようとする。
しかし、彼女は爆笑してしまった。
だって、二人は団地のお隣さん同士で、幼馴染みで、小っちゃな頃から悪ガキだった彼女に彼は散々おもちゃにされてきたのだ。
そんな過去を積み重ねてきて今も進行中だから、彼女の中では今もからかうべき弟みたいなもので、ドキドキしているのはオスの彼だけだった。
でもさすがに、股間を膝でぐいぐいやられたら、生理反応で大きくなってしまう。
止めるよう言おうとしたら、いつの間にか彼女はぐっすり眠りこけていた。
とにかくこのまま寝かせておいて平穏を保ちつつ、脱出しようと身じろぎし始めた。
ところが今度は、何がどうなったのか彼女の服が捲れ上がり、ブラのフロントホックまで外れてしまっていた。
普段見えている褐色肌と、本来の白さとのコントラストがエロさを助長させている。
これはまずい。
いいものが見れたと思える前に、過去にいたずらされたときの恐怖が蘇って、今同じ事をされたらとても我慢できないと思った。
起こさないよう慎重にホックを引っ掛けようとした。
しかし、寝ている体勢のせいか距離に余裕がなく、張り十分の胸に弾き飛ばされてしまって、乳首まで丸出しになった。
彼女は夢現の中、急に肌が露出して寒くなったので、もっと力強く彼を抱きかかえた。
その勢いで、彼の口と乳首が出会った。
このままじゃ本当に何をどうされるか分からない。
さすが女性といえど体育教師の力は、小さな彼相手ならなかなかいい勝負をしてくる。
それでもどうにか口が離れてきたが、乳首がそれを追いかけてきた。
つまり、彼女は無意識でありながらも身体は感じていたのだ。
あのがさつで悪戯ばっかりしてきたひか姉の女の部分。
そう思うと思わず力が抜けてしまい、乳輪まで包み込むように咥えこんでしまい、舌が自然と硬い部分をなぞった。
ひか姉は我知らず、夢の中でイってしまった。
妙な感覚で目覚めた彼女は、なぜか自分の胸に弟的存在の男子が吸いついているのに気づいた。
そう、もう完全に吸い上げているほどだった。
どういう状況でそうなってるのかさっぱり分からないが、取り合えずいつものように子供扱いしてその場を立ち去った。
しかし、彼女も一人の乙女だったのは言うまでもない。
感想
なんでここに先生が!?10話と11話でした。
どっちもいい人過ぎて素晴らしいカップルになることでしょう。
そのうち反戦歌でも作って、世界に発信して欲しいですね。
児嶋がフェードアウトしていって、次は幼馴染みカップルですか。
悪くない。