
ジャンプに忍び寄るエロの波がここまでキタ!
原作:LINK×作画:宵野コタロー
ジャンプ本誌でも一つはエロ枠として掲載されている漫画がありますが、
WEB連載されているジャンプ+にも、その波が押し寄せてきました。
リバイバル掲載作品が多いジャンプ+の中にいくつかある新連載陣の中には、
けっこうおもしろい作品が鎬を削っています。
その中で、今ネットを騒がせているのが「終末のハーレム」です。
曰く、男の妄想をぶち込んだハーレム漫画だと言うことですが、その内容が
どのようなものか、これから追っていきたいと思います。
男の99.9%が死滅した世界
時は2040年。
世界は科学技術の発展と新エネルギーにより、食料生産・輸送事業・医療・情報通信などが、
機械によって行われている。
先進国を始めとしたほとんどの地域で、人は生きていく上での労働から解放されていた。
仕事とは、一部の人間が充足感や使命感の為にやるに過ぎないものになっていた。
国立先端医科大学に通う学生、水原怜人は幼なじみの絵理沙に告白した。
10年以上一緒にいるんだから、そんなことはずっと前から気付いていたと彼女は言い返すが、怜人は、じゃあその記録も今年までだな、としんみりしてしまう。
彼は「細胞硬化症」という病気にかかっており、その致死性の病気を完治させるためには4,5年の間コールドスリープして特効薬開発を待たなければならなかったのだ。
怜人にとっては寝てる一瞬の間かもしれないが、他の人間にとって5年はあまりに長い。
だから彼は、睡眠に入る前に告白したのだった。
でも彼女はある先輩から告白されていて、返事を保留しているところだった。
怜人はその人とどうして欲しいのと訊かれ、俺がどうこういうことじゃないだろ、なんてヘタレなことを言ってしまい、結局後悔するのだった。
コールドスリープ当日。
医療機関で兄と妹に少し長い別れを告げていた時、絵理沙が飛び込んできた。
怜人は意を決して、大切なネックレスを彼女に預けた。目が覚めるまで預かっててくれと言い、彼女は屈託のない笑顔で受け取る。
兄妹と絵理沙に見守られ、深い眠りに落ちていく。
その時、絵理沙は「ずっと待ってるから」と叫び続けていた。
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目が覚めると、目の前には絵理沙によく似た女性がいた。
どこかの一室のベッドに寝かされていて、彼女に訊くと本当に5年の歳月が過ぎているようだった。
メディカルチェックの結果、病気は完治。
家族に会いたいと言うと、さっきの女性が説明をすると言う。
眠っている間の出来事を淡々と話し出したが、まるで映画かアニメのような内容に耳を疑ってしまう。
彼女は周防美来。水原怜人の担当官だと言う。
彼の身の回りの世話や外界との仲介を担っているらしい。
今から4年前MKウイルスという新種のウイルスが世界を覆い、その被害は全人口の半数を死に至らしめるほどまでに上った。
空気感染し、瞬く間にパンデミックを巻き起こした。
しかも、今に至ってもワクチンは開発されておらず、文明の礎となる科学技術の維持も困難な状況だった。
地上に出て彼は初めて、世界に起きた異変に気付き始める。
目が覚めてから今まで、一人として男性の姿を見ていなかった。
MK(Male Killer)ウイルスは、その名の通り、男性だけに感染するウイルスだったのだ。
今世界で活動可能な男性は5人。
彼らに共通するのは、「細胞硬化症」の感染とその治癒歴があるということだった。
男は人類にとって最も貴重な資源となった。
彼らがするべきことは、一人でも多くの女性と子作りして、子孫を残すことだった。
そして、怜人には選り取り見取りで女性を選ぶことができる環境が整えられていた。
感想
パンデミック、大災害、宇宙からの侵略など、世界を危機に陥れる設定の漫画は
数多くあれど、ここまで直球に男が憧れる理想を描いた作品が他にあるでしょうか?
ありそうですね・・・
まあ、そんなことは置いといて、今後の焦点はこの主人公がやりたい放題やる
ヒャッハー系主人公なのかどうかというところです。
もちろん違うタイプに見えますが、いずれ箍が外れるタイプかも知れませんしね。
幼なじみや家族の行方にも、そのうち言及するでしょうから、その辺りも楽しみです。