著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

インフェクション86話
ネタバレ感想

インフェクション86話のネタバレと感想、漫画を無料で読める方法を紹介。

 

誰が感染者を招き入れたのか特定するため、疑わしき5人を挙げることになった。

それを提案したのが鮫島教授であり、天宮教授も素直に受け入れた。

果たしてその判断は、吉と出るか凶と出るか・・・

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86話 犯人候補

地下研究所には200人弱の人間が生活していた。

深夜に起きた感染者侵入により漆原が殺された事件の犯人を特定するため、その全員が一堂に会すると、さっそく自衛隊が議事進行を始め、聴取の結果、犯人の可能性が高い20人の名前が次々に呼ばれ、呼ばれた者は素直に前に出て行った。

 

その中には天宮に鮫島、榎並、小鳥も含まれていた。

インフェクション

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

あくまで自衛隊の判断で挙げられた20人なので、彼ら以外に犯人がいる可能性もあった。そう説明されても、小鳥は大勢の前に晒された緊張感を隠せない。

それに20人の中には、榎並が疑っている真犯人候補もいて、その二人からは既にデータを盗んでおり、鹿島にいたっては事件があった部屋を使っている人間だった。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

全員が席に着き、自衛隊進行のもと議論が始まった途端、鹿島が急に立ち上がり、漆原を殺すために小鳥がやったんだと喚きたてた。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

それに天宮が、感染者に殺されかけた彼女が犯人であるはずがないと反論すると、最早根拠も何もない理屈で保菌者騒動そのものも小鳥の仕業だと言い出した。

 

しかし、深夜3時の時間にあの部屋にいた説明をしないわけにはいかず、小鳥はマイクを持って立ち上がった。

 

女を使って男に取り入っているという誤解を解くために、落ち着いて二人きりで話がしたいから呼び出した。場所と時間は漆原の指定だった。

そう小鳥は嘘の証言をした。

その嘘は賭けだった。

 

漆原の言葉から、あの場所に小鳥が来るのが分かっていたからあそこにいたのは間違いない。つまり、小鳥が誘っていると唆した誰かが他にいる。

そいつにしか見抜けない嘘をついて釣り出せればと考えたが、誰も嘘だと指摘しないなら、漆原は誰にも漏らしていないということでもあった。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

このままこの嘘を隠し通せると思い、顔を上げた瞬間、200人近くの視線が刺すように感じられた。

それは自分が堂々と嘘をついたという罪悪感のせいだった。

 

人として最低のことをしている自覚はあったが、それでも今はここを切り抜ける必要があった。

相手が各分野に精通したとても頭の良い人間だとしても、嘘のプロではないし、自分だけが他に真犯人がいると知っているのだから。

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著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

自分の不正を隠したまま犯人を見つけると、小鳥は改めて誓った。

 

誤解を解くためなら逆に二人きりになる方が危険性が高いだろうと指摘されると、万が一の時は、漆原だけに身体を開いて悪い噂を止めてもらうのも止むを得ないと思っていたと答えた。

その言葉は、まだ幼さの残る少女がそこまで追い詰められていたという驚きと同情を発生させた。

 

横で聞いていた天宮は頭を抱え、傍観者は呆然とし、詰問していた鹿島は青い顔をして大人しく席に着いた。

インフェクション

著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

その直後、榎並が追い討ちをかけるように鹿島の配慮のなさを責めた。

傍から見れば年上の女子高生が年下の女の子を庇ったようにしか見えなかったが、やはり小鳥は彼女を信用しきれなかった

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