
終末のハーレム37話
ネタバレ感想
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MKウイルス製造施設の可能性が限りなく高かった慶門市の中央病院だったが、何者かの手によって爆破されてしまう。
クロエに助けられ命からがら逃げ出した怜人だったが、ヘリの中で衝撃の事実を聞かされた直後、ナンバーズの一人が拉致されたことも知る。
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37話
翔太拉致の報よりいくらか時は遡り、まだテロが起きる気配もない平和な翔太ハーレム学園の更衣室内で、プールの授業のために彼は着替えようとしていた。
しかし、男子更衣室は取り壊されたとかいう理由で女子更衣室に押し込まれ、スク水、下着姿、半裸など絶妙なフェチに対応した女の子たちが彼を取り囲んでいた。
もちろん全て彼をその気にさせるカレンの差し金で、指示された女の子たちは頬を染めながらもノリノリでロッカーの前に追い詰めた。
まず一条がはしたなく胸を押し付けて逃げ道を塞ぎ、物欲しそうな顔のまま唇まで塞いだ。
すかさず柊が彼の前にしゃがみ、手際よくズボンを脱がせて彼のやる気をフルにさせようとする。
他の女の子たちは二人の一挙手一投足を見つめ、柊の手の動きに特に注目し喉を鳴らす。
だが、主導権を握れない状態では彼もゲス根性を発揮する前に恥ずかしさが勝り、ナンバー2怜人のように絶好の機会から逃げ出してしまうのだった。
発情した女の子たちを残して廊下を駆け、そう言えば一度も入った事のない図書室の前に辿り着いたので何気なく入ると、また水着姿の二人がいた。
同じクラスの子で、一人は彼を「氏」付けで呼ぶ濃そうな眼鏡キャラで、教室で一斉に脱いだ時に前の方にいた子だった。
大人しい文系女子かと思えばそうではなく、何してるの?との彼の問いを愚問だと一刀両断し、ここがプールに見えますかだの、眼鏡変えろだの、また長い眠りにつけだのスラスラ罵倒の言葉を並べ立てた彼女の名は葉句露というキラキラネームで、もう一人のお団子頭の方は眼鏡に比べればかなりキャラが薄い小雪という名前だった。
そして今度はなぜ水着なのか彼が疑問を持つと、授業の始めと終わりにすぐ紛れ込んでサボりをばれない様にするためとしか考えられないだろうバカ、死ね、一緒に死ね、と攻め立てる葉句露とフォローする小雪。
いいコンビに見えるが葉句露は小雪にも噛みつくようで、本の趣味も小説と人文科学で相性が良さそうではなかった。
作り物を葉句露がバカにすると、小雪はおもむろに立ち上がり、芸術が好きなのと言いながら股をぱっくり開いて見事なバランス感覚を見せつけてきた。
もちろん彼は彼女の中心部に注目。
それこそ小雪の狙いらしく、新体操をしている利点を活かして彼の妄想を掻き立てていると確信するや、部活を見に来てくれればもっと凄いものを見せてあげると言わんばかりにいやらしく可愛らしく舌を出した。
お昼になれば、体育倉庫で逆レイプした東堂が弁当を食べさせくれるイチャイチャタイムが始まった。
周りにいつものメンバーがいるものの、翔太当番の特権でちふゆがいないものとして頭上を超えてあーんしていた。
彼は単純に楽しんでいた。
ゆず先生が転任したと聞いた時はカレンに掴みかかったり、深夜に脱走したりとこの軟禁生活に怖さを感じていたくせに、やっぱり美少女に囲まれて好意を示されているうちに深く考えないようになっていた。
朗らかなお昼の時間には似つかわしくなく、構内にある雑木林に幽霊が出るらしいと話し始める柊。
胸はでかくとも肝っ玉は小さいのか東堂は嫌がり、それを逃さずいじるちふゆ。
そこでカレンが肝試しをしようと言い出すと、私が私がと彼のペアに名乗りを上げ、東堂もちゃっかり立候補したが、カレンの中では既に計画で出来上がっていたので相手は決まっていたのだった。
そして夜。
その相手とはなんだかんだメイティングしたのかしてないのか分からない黒ギャルの柳だった。
しかも押しまくってくるいつもの態度とは違い、オカルト耐性のない怖がり屋さんだった。
抱いていたイメージとは違いすぎるギャップに彼が可愛いと感じずにたじろぎながらも励ましの言葉をかけようとしたその時、何かが茂みの中から飛び出してきた。
それはただの猫だったが柳は腰を抜かしてしまい、今にも泣きそうだった、
心配する彼に抱きつき、今度こそ可愛いと思える弱気な態度を見せた。
そうしてしばらく抱き合い、人肌で落ち着いた彼女は涙を拭い、素直にお礼を一言。
すると彼に妹がいることを言い当てた。
彼女には兄がいたらしく、まだ見ぬ彼の妹と同じ立場として誰かの兄らしい匂いを感じたのだという。
ただの強引でイケイケで性に開放的なだけじゃなく、彼女は彼女で大切な人をウイルスで亡くしているんだと今更ながらに思い至った彼は、急にこのギャルが可愛く見えてきた。
可愛いし、露出多めだし、ブラコン要素のある意外な妹キャラ。
そんな彼女が見せる初めての表情に誘われ、プリッとした唇と重ねていた。
野外の茂みといえば、あのいじめっ子たちがヤッているのを見た場所と同じだった。
死を願った彼らと同じ場所で、しかも同じギャル系の女の子としようとしている。
でも、可愛いからどうでも良かった。
カレンの計画通りに柳とメイティングし、部屋に帰ってからカレンに肝試しの感想を訊かれた。
それに対し、この学園は最高だと答える翔太。
その言葉は担当官冥利につきるものだったが、カレンとしてはもっともっと彼が好き放題してくれることを願っていた。
彼がどこまでの変態行為を望んでいるのかはさておき、本当は内に秘めた欲望があるんじゃないのかと訊くカレン。
すると彼はついに、メイティングの相手にカレンを指名したのだった。
まさかの答えだったのか、それとも演技か、あんぐり口を開けてカレンは驚きを示した。
しかし、当然その願いを笑顔で受け入れようとした。
だが彼は溜息を彼女の返答の答えとし、本当の願いを白状した。
それは、ある女をここに連れてきて欲しいというものだった。
感想
終末のハーレム37話でした。
翔太サイドになったら、これでもかとハーレムらしさを放り込んできてくれるのでいい感じですね。
黒ギャルともしましたし、あの眼鏡っ子にも名前がついて再登場にも期待が持てますし、是非抱かれている時の反応が楽しみです。
そして翔太が女呼ばわりする相手は誰なのか・・・傍にいて欲しいのはゆず先生でしょうけど。
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