
はぐれアイドル地獄変11巻
ネタバレ感想
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戦乙女闘宴は順調に試合を消化し、男顔負けの強い女たちが格闘技好きを興奮させ続けた。
Pカップの柔道女、褐色同士のレズプレイ、海空は全世界に恥ずかしい体勢でご開帳。
そして異色のロリ少女と巨躯の柔道女の対決が始まろうとしていた。
はぐれアイドル地獄変11巻
シャオミンの強さの理由は、単に立って歩けるから。
アレフティナとの距離を一瞬で詰めたシャオミンは、八卦掌の基礎にして極意で懐に潜り込み、今までの対戦相手に死の恐怖を感じさせてきた一打を叩き込んだ。

著者名:高遠るい 引用元:はぐれアイドル地獄変11巻
一切無駄のない掌打を鳩尾に食らい、フェンスをぶち破って吹き飛ばされる映像が脳裏に流れたアレフティナは、衝撃が伝わるより先にシャオミンの腕を掴み、フォローの右手にも何もさせずに圧倒的パワーで背中に背負い、豪快な一本背負いでリングに叩きつけてカウンターを成功させた。
およそ100㎏の体重を乗せた、容赦ない投げ。

著者名:高遠るい 引用元:はぐれアイドル地獄変11巻
今まで無傷で静かに流麗に勝ち星を上げてきたシャオミンはついにダウン。
衝撃で掴まれた左肩まで脱臼してしまい、もはやレフリーストップは避けられない状態。
それでも華奢な少女は気丈に立ち上がると、まるでフィギュアスケート選手のように凄まじいスピンジャンプを披露し、回転の勢いで肩を嵌め直してみせた。

著者名:高遠るい 引用元:はぐれアイドル地獄変11巻
実際、日本のフィギュアスケート選手が演技中に肩を脱臼した際、駆使した方法と同じだった。
負けられない、負けたくない理由があるシャオミン。
しかしアレフティナは正座して少女を見据え、殺されそうな恐怖に襲われ全力で小さな体を叩きつけたことを謝った。
ただ、ダウンして肩を嵌め直すのを待たずにいくらでも止めを刺し、日常生活もままならない体にすることもできたのだと、情けをかけたことを教えた。

著者名:高遠るい 引用元:はぐれアイドル地獄変11巻
柔の頂点に立ち、身体も精神も仕上がり切っている熟れ頃の巨躯の女。
それに対し、これから計り知れなく伸びるだろう幼く華奢の少女の一戦。
正々堂々、遺恨を残さず穏やかに終了した達人同士の試合だった。
しかし、シャオミンの師匠に握手を求められて応じたアレフティナは、存在そのものが死神に見えるほど次元の違う強さを感じたのだった。

著者名:高遠るい 引用元:はぐれアイドル地獄変11巻
こうしてアレフティナを倒す役目は、次の試合の勝者に委ねられた。
ここまで最も会場を盛り上げたといっても過言ではない、狂犬のような戦いぶりと根性で勝ち上がってきたマオマオVS突然割り込んできた最先端ファイティングAI搭載のジークルーネ。

著者名:高遠るい 引用元:はぐれアイドル地獄変11巻
マオマオはお節介なほどにジークルーネ攻略法を練ってくれた友の声援を受けながら、作戦通りの初手を繰り出すが、AIと技術者の計算をそれを上回っていた。
瞬く間にボコボコにされていくマオマオ、想定にないド根性で対応が遅れるジークルーネ。
過去の試合内容を見てもそこまで強くは思えないマオマオは、結果だけ見れば最後には勝っていて、強者が勝つのではなく勝った方が強者だと納得させられる戦乙女だ。
この人間VS人工知能の戦いは、まさに最後まで壮絶だった…

著者名:高遠るい 引用元:はぐれアイドル地獄変11巻
これにて、準決勝ベスト4に勝ち進んだ面々が決定した。