
去勢転生2巻
ネタバレ感想
去勢転生のネタバレ最新話エログロ画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
恋人を強姦殺人で失った姉崎悟は、犯人たちに然るべき報いを受けさせた結果、死刑囚となり刑を執行された。
天才と呼ばれた少年の短い人生が終わった瞬間、太陽フレアの影響で男の理性が消えた荒廃した世界に転生していた。
そこではまだ恋人の由奈が生きていると知った悟は、彼女を探すために恐ろしい世界に踏み出した。
去勢転生2巻
妊婦が産んだ男児は既にケダモノだった。
工場の女性たちは絶望しかけるが、まともな状態の悟を見つけると身勝手に自分たちの希望だと言い出し、狂気で脅して拘束監禁してしまった。
畠山が死んで次にリーダーシップを取り始めた葵という女は、前々からハードなフェミニストだったらしく、この世界になってむしろ女性主導の社会になったことで燃え上がっていた。
だから男の個々人の違いなど取り合わず、悟をただの精子提供マシンとして扱うことにした。

著者名:おちゃう 引用元:去勢転生2巻
流産を経験したからこそ我が子を抱くのを諦めきれない女性二人に迫られ、脱がされ、愛撫され、吐き気がこみ上げる悟は当然、勃起などできない。
すると葵が自己中に憎しみを募らせて、男全てに対する怒りを拳に乗せて悟にぶつけ始めた。
恐ろしいほどに憎悪を抱いている葵は、無抵抗の悟をしこたま殴って最後に唾を吐きかけた。

著者名:おちゃう 引用元:去勢転生2巻
下手すれば悟が殺されかねない状況に焦った牧野は、彼が元の世界に戻ってしまう可能性を案じるが、矢坂はもう葵の考えと同調して足並みを揃えられない。
その時、亜里洲を引き止めれなかった沙夜が戻ってきた。
牧野は姉崎を助けてここから逃げるつもりだと沙夜に明かし、一芝居打ってもらうことにした。

著者名:おちゃう 引用元:去勢転生2巻
悟が恋人を強姦殺人で亡くしたことを聞いた葵は、辛さを共有させるために自分がどんな酷い目にあったのかを打ち明けた。
世界がこうなる前からなぜ男憎しみを抱いているのか、その理由は確かに事件の犯人を皆殺しにしても世間は許してくれるだろう、胸糞の悪いものだった。
男が作った法と社会で加害者を罰することもできなかったことで、葵の憎悪を膨れ上がらせていた。

著者名:おちゃう 引用元:去勢転生2巻
しかし、そうして自分が世界で一番可哀想な人間だと思い込んでいるせいで、彼女は他の女性の痛みを理解できなくなっていた。
悟に一方的に理解を求めた葵が監禁部屋から出て行くと、敷地内でケダモノに襲われたという騒ぎに鉢合わせた。
衣服が乱れた沙夜の虚言で人が監禁部屋から遠ざかると、沙夜と牧野は予定通りに一人だけの見張りを打ちのめして悟を助け出した。
そして逃げる途中、気が触れている様子の由奈の母親を発見したのだった。

著者名:おちゃう 引用元:去勢転生2巻
この世界で生きる目的は由奈と会うこと、更に彼女の父親を止むを得ずとはいえ殺してしまった悟は、喚き散らす由奈の母も連れて行くことにした。
しかし改めて逃げようとした時に葵たちに見つかってしまい、逃げ場を探していくうちに屋上に追い詰められた。
矢坂にも一緒になって子種を提供して欲しいと言われるが、逆に女が一人で男に囲まれて中出しさせてくれと頼まれたらどうだと、悟はどんな酷いことをさせようとしているのか穏やかに伝えてやった。
葵がそんなものは詭弁だと吐き捨てた直後、工場に火の手が回り始めた。
畠山親子の死など意に介さない、あまりに自己中が過ぎる葵についていけなくなった女たちが、悟と同じように転生のワンチャンにかけて火を放ったのだった。

著者名:おちゃう 引用元:去勢転生2巻