
夏目アラタの結婚4巻
ネタバレ感想
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ブラの差し入れ、バレる嘘、フラれる刑務官。
真珠に訴えられそうになったアラタは、彼女に肩入れし過ぎる宮前にも圧迫を受け、ついに署名入り婚姻届を用意した。
相手の人生に乗っかかる気満々で究極に重い女の真珠は、いよいよ可憐な白いワンピースで法廷に現れ、傍聴席に息を飲ませ始める…
夏目アラタの結婚4巻
可憐な少女の出で立ちで俄かにネットを活気づかせた真珠。
ともかく連続犯行の動機が知りたいアラタは、彼女が預けられた養護施設を訪ねて話を聞いてみた。
そこで真珠の母も自分の母と同じような愛情の示し方をしていたのだと知った。
嫉妬から施設でもイジメの対象になり、誰とも打ち解けず、辛い生活を送っていた真珠は、歌が相当上手かったらしい。

著者名:乃木坂太郎 引用元:夏目アラタの結婚4巻
園長曰く、母親以外に面会に来る人はいなかった。
一方、宮前は真珠の父親が真犯人で彼女が庇っていると考え、桃ちゃんに面会してもらって情報を訊き出そうとしていた。
真珠の魅力にハマっている桃ちゃんはさっそく面会に行くと、まず結婚したことを祝福して彼女のご機嫌を窺いつつ、事を急いてすぐ父親について斬り込んだ。

著者名:乃木坂太郎 引用元:夏目アラタの結婚4巻
直後、真珠の顔から笑顔が消えて冷気を孕み、明らかに不機嫌になった。
駆け引きなど無理だと諦めた桃ちゃんはバカ正直に、宮前の考えを確かめるための質問だとぶっちゃけた。
瞬時に察し、頭を抱え、何かを考えこむ真珠。
桃ちゃんに見えない死角の顔は、一体何を意味しているのか。

著者名:乃木坂太郎 引用元:夏目アラタの結婚4巻
顔を上げた真珠は冷たい表情から一転、桃ちゃんの父親がどんな人か訊き出すと、堰を切ったように涙を流して羨ましがり、父の罪を被ったのが真実であるように零したのだった。
果たしてその涙が本心なのか、桃ちゃんは信じも疑いもできなかった。
その頃アラタは、真珠の母親のパーソナリティーを調べるため、品川家を担当していた職員に話しを聞きに行った。
真珠の母はきっととんでもない人間だったんだろうと予想していたが、ネグレクト以外は職員曰く至極普通な自信なさげな女性で、不健康に太らせて歯の治療も受けさせなかったのは、もしかしてそれも愛情だったのかも知れないと感じたという。
真珠の顔立ちはまさに薄幸の美少女という感じだから、あえて見た目を悪くして男を遠ざけた。
そう思えたのも、部屋の中から母娘の楽しそうな歌声が漏れ聞こえたからだという。

著者名:乃木坂太郎 引用元:夏目アラタの結婚4巻
その日、宮前から連絡を受けたアラタは真珠が父親を庇っていたことを知らされた。
とても父親を庇って死刑まで受け入れたなんて信じられないアラタは、せめて母親なら信じられたと久しぶりの面会でぶっこみ、夫としての立場で母親について斬り込んでいく。
好きだったか、嫌いだったか?
自分の母親は歌なんて一度も歌ってくれないタイプで嫌いだったとアラタから打ち明けると、真珠は童謡を口ずさんだかと思うといきなり吐しゃ物を撒き散らし、大好きでもぶち殺してやりたかったと口にした。

著者名:乃木坂太郎 引用元:夏目アラタの結婚4巻
母親に対して吐くほどの拒絶反応を示したのか?
謎が深まるばかりの中、週刊誌に獄中結婚のことがすっぱ抜かれた。
改めて殺人鬼の真珠を憎んでいる訳でもなく、無罪を信じているわけでもなく、でも親しみを感じて自分の立ち位置がよく分からないアラタは、所長に別れろと忠告された。
後日、真珠からゲロった件についての手紙が、離婚届も同封されて送られてきた。

著者名:乃木坂太郎 引用元:夏目アラタの結婚4巻
掌で踊らされていると思っても抗えないアラタは離婚届を破り捨てた。