
人食いダンジョンへようこそ3巻
ネタバレ感想
人食いダンジョンへようこそのネタバレエロ画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
水門都市に外界の情報を入手しに行ったエリオットは、ダンジョンに軍が派遣されるらしいこと、その隊長が分け隔てなく仲良くしてくれた在りし日の幼馴染みだと知った。
幼馴染みのオリヴィアが政治的な争いで暗殺される可能性が高いと判明すると、エリオットは彼女を助けて眷属にしたい欲望が膨れ上がるのだった…
人食いダンジョンへようこそ3巻
ダンジョンに戻って半日後、予想していた人物が訪問してきた。
ギュスターヴの紹介状と色んなアイテムを携え、一晩の宿と遠征軍の情報を買って欲しいと求めたのは、商人を名乗るテレーズという女だった。
アスタルテの指示でいかにもダンジョンマスターっぽくメイクを施していかめしい振舞いをするエリオットは、テレーズの情報とこちらの予想に少なくない隔たりがあると分かると、こちらがどう動くかを仄めかし、相手が何を狙っているのか会話の中から探り出そうとしていく。
その夜、あちこちに何かを設置して回ったテレーズは紋章官陣営の密偵として、目的は遠征軍と戦わせることか。
更にテレーズは高価であろう遠距離でも使える伝声装置でダンジョンやエリオットの情報を誰かに伝えていた。
資金や道具で暗殺ギルドに上回られていると見越したエリオットは、テレーズが設置したものをダリアに一つ回収するよう頼んだ。
その頼み事をした際の反応で、ダリアに変化が起き始めているのが分かった。
眷属が増えていく不安、焦燥、チラつく人間の時の記憶。
エリオットの役に立つためなら壊れてもいいと、自己犠牲精神を強くするのは望むものじゃないと感じた彼は、改めてそういう考えに至らないように言い含め、また激しく抱いて大切に思っていることを伝えた。
徹夜で準備を整えたエリオットは未明に、遠征軍が予想よりも早く偵察隊を出して様子を探ってきたことを察した。
翌昼には攻略が始まると見越すと、さっそくテレーズを拘束し、屈辱と快楽の拷問で吐けるだけの情報を吐かせにかかった。
薬の影響で漏らしまくるテレーズに対し、ここで死ぬか堕ちるかと、絶望の中に希望を混ぜながら言葉をかけていく。
気絶することも許されず、早くも心が折れたテレーズは一旦、暗殺ギルドを裏切り、人間をやめ、彼の魔物になると誓った。
そこまで屈服させられるまで何時間も耐えられたのは、テレーズが既に強大な恐怖で支配されているから。
その恐怖を覆うほどの恐怖を与えれば完全に寝返るはずだが、暗殺ギルドはアラクネ二匹に乗っ取られ、おぞましい光景を見せられたようだった。
蜘蛛の魔族アラクネ。
その内の一体があの紋章官であり、宝石トラップを作れるほどの技術を持っているのも紋章官の可能性が高い。
本物の紋章官と入れ替わっていることまで吐いたテレーズは、自分がダンジョン側に協力し、アラクネを返り討ちにする手伝いをすれば助かると言われ、どちらにつくべきかをフル回転で考える。
拘束を外され、首輪を渡され、忠誠の機会を与えられるが、アラクネの恐ろしさを思い出すだけで失禁してしまうテレーズ。
そこにダリアの愛撫で快楽を与え、精神が崩壊するギリギリまで混乱に陥らせる。
そこでもう一度、従うしか生き延びる方法はないと言い聞かせ、それだけじゃなく、抱きしめて安心感も与えると、ようやくアラクネの残虐さよりもエリオットを選んだテレーズは、本名を明かしたのだった。