
パラレルパラダイス158話159話160話
ネタバレ感想
パラレルパラダイスのネタバレエログロ画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
仁科の望みのままに、彼女を殺せる剣を取りに行くことに決めたヨータ。
一方、ミミが人食い殺人鬼になってしまった責任を感じた魔女サーニャは逃がしてあげようとしたが、魔女になる正解の方法を知ったミミはそれを実行してヒュドラになり、彼らに襲いかかったのだった。
158話
姉を亡くしたミミは幼くして一人暮らしになり、生きるために盗みを働き始めた。
幸か不幸か盗みと逃げる才能があったミミは捕まらないまま繰り返し、商店主たちにすっかり覚えられていた。
盗みは死罪という厳しさは知っているミミだが、喰わなければそもそも餓死してしまうので、少しでも長生きするために背に腹は代えられない状態だった。
そうして一人では広すぎる倉庫に隠れ住んでいたのだが、いよいよいじめっ子たちに見つかってしまった。
わざわざ住処に乗り込んでまで悪意をぶつけてくる、どうしようもなく腐り切った可愛くない少女たち。
蛇女、泥棒、死刑だと捲し立てる彼女たちは、別にミミへの復讐というわけではなく、顔が気に入らないという清々しい理由で動いていた。
まさかの理不尽過ぎる理由にキレたミミは、初めて反撃を仕掛けてみて、簡単にキックもパンチもぶち込めてぶっ飛ばせたことに驚き、こいつらクソ弱いじゃねえかと理解し、殺られる前に殺る精神を芽生えさせた。
しかし一線を越えようとしたその時、当時のガーディアンが乱入してきて蹴り飛ばされた。
いじめっ子たちは形勢逆転だと歓喜し、この蛇女ミミを捕まえて死刑にしてと叫び、死刑コールを繰り出した。
顔が気に入らないだけで死まで望む悪人たちの大合唱に顔面蒼白のミミ。
しかしガーディアンは逮捕しにやって来た訳ではなく、ミミがガーディアン候補生だから捜し回っていたいたのだ。
ガーディアンになれるかは生まれる時に決定されており、秘めた潜在能力を測られるようだ。
まさかの形勢逆転の逆転に驚愕した悪人たちは、蛇女が上級民だと知って悔しがるものだから、ミミはまた優越感に浸れた。
候補生になってからも、ミミは類稀な才能を発揮して同期生たちをボコボコにするほど実力をつけていった。
しかし強さと優越感では、死からは逃れられない。
目の前で見た姉の崩月がいつまでも脳裏に焼き付いているミミは、必然的に死を回避する方法を求め、魔女に行き着いた。
サーニャに何千年も生きる魔女のなり方を訊ね、そこで人を喰えば魔女になれると教えられたのだが、千人も喰えばなれるだろうと言われ、諦めるどころか普通にヤル気になったのだ。
サーニャはたまに来る魔女なりたい女子に諦めさせるためにかましたのだが、ある意味バカなミミは信じちゃったのだ。
魔女になる方法を知るや否や、ミミはすぐに行動に移した。
だから、かつてのいじめっ子3人を呼び出すと、完璧に立場逆転でニヤニヤしてやりながら、殺そうとするなら殺される覚悟が必須だと身を以て教えるつもりだった。
当時と言い分が違っていることを指摘して論破してやったミミは、姉が猫みたいで可愛いと褒めた部分はすっかり消え去っていた。