
夏目アラタの結婚6巻
ネタバレ感想
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真珠は父親を殺したのか、それとも父親が一連の殺しをやった張本人なのか。
意味深な言葉に反応した真珠は足を遺棄した場所を白状したのだが、それは不幸にも幸せな家庭の新築の床下だった。
そしてとある映画のヒロインそっくりの格好で法廷に現れた真珠の両親の若かりし頃の写真が公開されたのだが、父のはずの三島省吾とは血の繋がりがないと発覚し…
夏目アラタの結婚6巻
三島省吾は真珠と血の繋がりがない。
若い頃の二人を見たアラタは、イメージとの大きなギャップに直感的にも真珠との繋がりを否定し、また似たような雰囲気イケメンなだけの同級生を思い出し、どんな経緯があったのか想像力豊かに膨らませた。
しかし、子供にとって三島が実父かどうかは、母がそう教えれば子供が疑う余地はない。
いやそもそも、真珠の話がでっちあげの可能性もあるし、今は彼女の証言をもとに可能性を考えるしかできない。
同級生の証言によれば品川環はいわゆる清楚系ビッチで、男絡みのトラブルもあったという。
男には蠱惑的な魅力があり、子供には唯一無二の愛を感じれる大人。
歯並びも直させず、食生活を乱れさせ、無邪気に慕っていたはずの真珠は今、二人の写真に激昂した。
それは父親ではなかった男への怒りではなく、母に対する憎悪に見えた。
真珠が異変を来したので休憩時間が挟まれるや否や、アラタは素早く卓斗を捕まえて追い込んだが、少年は真珠の弱々しい可憐な見た目から、本当に犯人なのか?と疑問を持っていたし、アラタの真珠に対する執着にも探りを入れた。
だからアラタは人は簡単に嘘を吐けるし騙される、真珠の演技力は相当なものだと知らしめ、安易な探りをたしなめた。
そうして子供をたしなめるアラタこそ、品川ピエロというドツボにどっぷりハマっていた。
休憩が終わると宮前はまず、身元不明の血痕は父だと思われていた三島のものだと発言した。
現場に血痕が残されているのだから真っ先に真珠が殺したと思われそうなものだが、はっきりしているのは三島が何者かと争ったということで、もし相手が真珠なら警察なり病院へ駆け込めばいいがその記録はない。
それは三島がそうできない理由があったから。
仮に三島が殺されていてそれが真珠の犯行でも、他三件と手口が違うのは三島が三人殺しだから。
そこでアラタは、この流れで真珠の有罪が確定して死刑ならそれでいいだろうと思いつつも、喪いたくない感情にも気づいた。
仮初の夫婦。
人生初の好敵手。
アラタは命の危機を感じるヒリヒリした結婚生活に刺激を感じていた。
そこから派生して、今度は裁判長が更なる可能性を突っついた。
三島と血が繋がってないなら、品川環とも血縁がないのでは?
いじめられっ子で小太りで頭が悪い子供時代と、狡猾で演技力抜群で頭のキレる殺人鬼との遥かなるギャップ。
三島は確かに品川真珠を娘だと信じていたが、真珠を名乗るのが別人なら、言い争いの台詞にも整合性が出てくる。
すると真珠はその推察に乗っかり、もし本当にそうならこの裁判は無効であり、自分が裁かれる謂れはないのでは?と指摘し返した。