
マザーパラサイト3巻
ネタバレ感想
マザーパラサイトのネタバレエログロ画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
涼太の母でいたいばかりに下着を脱がされても、受け入れる覚悟をした三木。
しかし股の形状を確認したパラサイトボーイは何か気に食わなかったのか、母を乗り換える準備を進めることにした。
そしてありもしない虐待を周囲に匂わせ、育ててくれた女に自ら手を下したのだった…
マザーパラサイト3巻
本当の我が子の様に涼太の寝顔に慈しみを感じるリカ。
ただ過保護で心配性なだけだった母性の強い母親は、いよいよ単なる愚かな女になり下がり始めていた。
甲斐甲斐しく金も惜しみなくかけたい衝動にも駆られ、薫の存在を忘れたかのような変化はまさに愚かで、もしかしたら母性ではなくメスの部分が刺激されているのかも知れなかった。
ただ、三木が乗り込んできて涼太が壺を振り下ろした時、薫は今まで考えもしなかったものを見ていた。
パニックになって思わず手を出したのではなく、全て計算づくで自分を母を葬ろうとしたかも知れないと感じたのも、あのいやらしいニヤつきが見えたら仕方なかった。
もちろん、本人にそんなことを訊けやしなかった。
もちろん予定通りに手を下した涼太は、それでも甲斐甲斐しく昏睡状態の母を見舞う健気な少年を演じ続けていた。
目を覚ます可能性がかなり低いと分かっていても、その時は今度こそ乗り換えの邪魔になるなら消えてもらうつもりでいた。
薫はそろそろ涼太との同居を終わりにさせたかったが、あまつさえリカは三木の意識が戻らないようなら養子にでもせんばかりのつもりで盛り上がっていた。
あの事件から一カ月、しっかり考えて涼太の得体の知れなさが誤解ではないと確信した薫は不気味な笑顔を伝えて目を覚まさせようとしたが、彼女は我が子より他人を信じ、育て方を失敗したとまで言い出した。
全て自分の世界の中で完結させる、あまりに狭量な女。
失敗と言われ、タイミング悪く帰ってきた涼太にも訳知り顔で取りあえずの謝罪をと指示されてイラつくが、やはり子供の皮の下の悪魔のような眼光に気圧されてしまう。
それでより涼太の異常性が分かったものの、他人を優先する母への怒りがこみ上げる。
そんな時に仲村が鬱陶しく絡んできて、涼太のことを根掘り葉掘り聞いてくるのもストレスになるが、皮肉にも仲村だけが涼太の異常性に感づいていた。
いじめっ子といじめられっ子が恐怖を共有しようとしている頃、涼太とリカは二人きりでファミレスでお茶をしていた。
そこでまたリカは子育ての失敗について不安を吐露し、涼太にそれっぽい情報で慰められて一喜一憂し、自分の正しさを維持しようとするが、偶然後ろの席にいた客に小バカにされながら否定されてしまう。
子供の性格形成においての親の影響。
ほぼあってないようなものという楽観的過ぎる意見を小バカにして否定したのは、人をイジメる調子乗りを育てた仲村家の母だった。
その仲村母は涼太を一目見るなり不穏な空気を感じ取り、我が子がバカにされているのに何も気づかないなんて母親失格だと改めて忠告した。
その衝撃の言葉の連続でリカが放心しているのをいいことに、涼太は冗談めかして企みを白状した。