
巨蟲山脈4巻
ネタバレ感想
巨蟲山脈のネタバレエログロ画像、漫画最新話、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
車の中に逃げ込んでもヤブキリ、巨大アリと次から次に襲撃され、生きた心地をなかなか感じられない巨蟲山脈。
川でおしっこしたり身体を洗ったりすれば、今度はマゴタロウムシに襲われピンチの連続。
倒した虫を食糧にしながらでも下山する途中、あのてんとう虫の攻撃を食らってしまい…
巨蟲山脈4巻
迷惑しかかけないクズ野郎共のせいで、てんとう虫の毒気体攻撃を食らってしまった剛と、それを助けに行った若尾。
榎がアブラムシをばら撒いて注意を引こうとするが、てんとう虫は一目散に二人を追いかけ目もくれず、茂みに飛び込んだ二人にそのまま襲いかかった。
かに見えたが、てんとう虫は何故か二人も無視し、九死に一生を得た。
ただてんとう虫が狙っていたのは端から二人にあらず、マゴタロウムシの肉を携えている久々利たちだった。
アブラムシより高たんぱくのマゴタロウ肉を狙っているのならそれを捨てればいいが、喰い尽くした後に人間が襲われる可能性も大。
榎はそこでひと際高い大木にマゴタロウ肉を引っかけろと、クズラガーマンマッチョの篠塚に指示した。
それなりの理由があってドクズに落ち、人の不幸も喜ぶようになった役立たずのマッチョは葛藤の末、やっと活躍できる場で見事に大木の上の方に投げ込んでみせると、てんとう虫はそれを追っかけて登り切ったかと思うと、習性のままに天高く飛び去っていった。
榎の知識、篠塚のパワーとコントロールが活きた作戦だった。
何とかてんとう虫の脅威から逃れたが、剛はリバースしてしまうほどダメージが深く、早く水を飲ませて毒素を吐き出さなければならない。
そこで榎は川に戻らず水を得る方法としてフキの群生地、更にそこにあるサルナシ蔓から水分を摂取することにした。
水分補給で剛と若尾が毒素を吐き出した後、薬草にもなるヤブガラシをすり潰した榎は自分の腹部の傷に使い、足を痛めた篠塚にも塗っておくよう渡した。
しかし全員の疲労度は如何ともしがたく、榎はヤブガラシとフキの葉で天然のベッドと日除けまでササッと作り、休息の時間を取ることにした。
榎の凄まじいサバイバル能力が如何なく発揮され、一行がやっとまともに休めるかに思えたのも束の間、寝入り端のマッチョに襲いかかろうとする巨蟲が現れた。
サソリに似たそれは毒の尾がないカニムシ。
しかし毒の尾が無かろうと侮るなかれ、切れ味鋭いハサミと持久力があり、人間が素手で勝てる相手ではない。
それでも心を入れ替えた篠塚は剛の休息を邪魔させまいと勇敢に立ち塞がると、さすがに起きてしっかり動けるようになったその剛が助太刀に入った。
カニムシの弱点は装甲がない腹部、蟲全般が忌避するのはワサビの成分。
カニムシにワサビの葉を喰わせる役目は何とか回復した若尾が請け負い、動けるアスリート3人がかりで挑むことになった。
捕まれば一発切断アウトのカニムシの注意を引くのは、やはり剛。
サポートを篠塚が担い、若尾が隙を見てクナイワサビをぶち込む作戦だが、手をこまねいている内に他のカニムシまでわらわらと集まってきてしまうのだった。