
サイコ×パスト猟奇殺人潜入捜査4巻
ネタバレ感想
サイコ×パスト猟奇殺人潜入捜査のネタバレエログロ画像、漫画最新話、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
病院で次々と起こる怪死事件。
隠蔽されたその原因は一人の看護師の悪魔の所業とされていたが、真犯人は入院患者である鬼ババアだった…
サイコ×パスト猟奇殺人潜入捜査4巻
目の前に落ち、嫌な音を立てて潰れた女子は五代に何らかの情報を与えようとしてくれていた谷口だった。
警察が駆けつけると遺書も見つかったことから早々に自殺で片づけられそうになるが、五代は刑事らしい洞察力で突き落とされた可能性が高く、遺書も筆跡鑑定すべきだと進言するが、たかが一教師の言葉など当時の傲慢極まる警察が取り合うはずもなく。
幸坂と浅見の間に何があったのか知っていた様子の谷口の死。
重苦しい空気の中で谷口が逝ったことをさっさと過去のことにしようとする幸坂の言葉に激昂する五代だが、人心掌握に長けている悪魔を相手にするには共犯者も炙り出す必要がありそうだった。
妻に協力させ、9人もの人間を殺し合わせた悪魔。
まずは共犯者を見つけるために尾行を開始する五代だが、ヤンキー美少女のサトミが首を突っ込んできたことで、早々にバレてしまう。
しかし幸坂は何を探られても問題なしと踏んでいるのか、そもそもこの高杉という教師は五代が交代する前に、既に幸坂と何らかの約束を交わしているようで、簡単に家まで招かれることになった。
ごくごく平凡な一軒家、優しそうな普通の母親、幸坂の部屋の本棚には偏っていると言えばそう見える趣味の本。
真理であるも極端でもある思考は父親譲り。
そんな幸坂が差し出したものは20万も入った封筒で、高杉はそれに見合った何かを渡す予定だったようだが、もちろん五代は忘れたとごまかし、家に帰ってすぐ該当しそうなものを探した結果、それらしいものはすぐに見つかった。
それは死んだ浅見の盗撮写真で、その中には幸坂と一緒に写っているものもあった。
つまり、高杉という男は教師をしていい人間ではなかったのだ。
結果的にクラスの誰も谷口を突き落とすのは不可能だと分かり、いよいよ誰が共犯なのか見当もつかず、他のクラスや学年も調べるとなれば五代一人では困難な範囲になっていく。
それを深夜まで学校に残って調べ終え、帰ろうとしたところ、プールから人の気配と声が。
日付が変わって今日は浅見四十九日、そこにいたのは下着姿のクラス全員と飛び込み台で教祖然としている幸坂だった。
共犯者は一人どころか、おそらく洗脳されたクラス全員だったのだ。
インチキ臭い心霊写真。
さ迷い歩く浅見の霊。
宇宙エネルギーとかいう何でもありのパワーワードを妄信する単純さ。
まさにカルト宗教と変わらず、五代に悪霊がついているから始末も止む無しという抹殺計画の必要性を刷り込み、誰かに手を汚させようとしている幸坂教の集まりだった。