
終末のハーレム修正前47話
ネタバレ感想
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5年ぶりに目覚めたと思えば、そこは男に飢えた女たちのテロリスト村だった。
リーダーの一人はかつての上司で、さっそく野外で強制騎乗位で挿入されてしまう。
しかも、何人いるか分からない女たちを全員孕ませるまで、自由を取り戻すことはできないと宣告された。
47話
病院内に作られたMkウイルス製造施設からヘリで脱出した怜人は、安全な場所に逃げる途中で絵理沙がテロリストの一人だと聞かされて驚愕した。
その直後、テロリストがナンバーズの一人を奪取したと報告が入り、次から次に驚くことばかりで心が休まる暇がなかったのだった。
そして今、ようやくクロエに連れられてとある場所で落ち着いて話を聞き、拉致されたのが4番目の男だと知ったところだった。
さらにテロリストは、ナンバー4の施設だけでなく、他にも同時多発的に何箇所かを襲撃したらしい。
それはもちろん、ナンバーズ全員の奪取を目論んだと思われる。
仕事モードだとさすがに落ちついたテンションで淡々と話すクロエは、直接的に責任はないものの日本支部の一員であるマリアと麗亜を見ながら、日本支部の隠蔽体質を皮肉り、二人にぐうの音も言わせなかった。
今彼が気になるのは、どうしてテロリストは危険を冒してナンバーズを奪取したのか?
クロエは動機をはぐらかしつつ、独裁を企んだ日本支部への反乱だろうと見解を示した。
UW本部のお偉いさんの一方的な意見にまずいと思ったのか、麗亜は即座に独裁を否定するが、テロが起こされた他の理由を求められると答えることはできなかった。
穏やかでない状況に彼も心を痛めるが、今は何より童貞を捧げると決めた絵理沙がテロリストに所属していることに心労を感じていた。
しかも中心人物とくれば、致し方なくではなく、能動的に行動して地位を築き上げたのか、創設メンバーの一人という可能性もあった。
ともかく、テロから救ってもらった今、日本支部の上層部も捕まり、頼れるのはクロエだけ。
これからどうすればいいんですか?と彼が率直に訊ねると、クロエはわずかに笑顔になって彼を男性として褒めた。
MKウイルス製造及び散布の疑いがある日本支部の強制子作り集団レイプや度重なる色仕掛けにも鉄の精神で耐え抜いたと賞賛。
それがどれだけ素晴らしいことか、唯々諾々とハーレム生活を享受した火野恭二のレイプ紛いのクソ野郎とは大違いだと比較して褒めそやす。
しかし、火野の人となりをそれなりに知っている彼は、無理やり女性を犯して種付けするような卑劣漢ではないと擁護する。
クロエはそれを無視し、安全は保障すると言い置いてそそくさと部屋から出て行ってしまった。
クロエは上層部へ報告するため、いくつものモニターがある部屋にいた。
忠誠を誓っているらしいマムと呼ぶ相手に、ナンバー4以外は確保できたことをまず伝え、ナンバー1,2はメイティング凍結、ナンバー3は所在確認、ナンバー5は現在もコールドスリープ中だと、なぜか全裸で報告。
マムは火野がメイティング凍結を受け入れたことを意外に思うが、クロエは問題ないと思っていた。
世界を牛耳るUWだけあって、ナンバーズのことはしっかりプロファイリングしていたらしく、その結果から火野が素直に凍結を受け入れる男ではないだろうと判断されていた。
だがどうしたことか、火野はあっさり受け入れた。
その理由に心当たりがあるクロエは、さも可笑しそうに含み笑いした。
それで、マムへの報告は終了だった。
クロエは見られたがりなのか、そこは外から丸見えの窓がある部屋で、急に笑いを押し殺して震え始めた。
やはりUW本部も一枚岩ではないのか、クロエもカレンと同じように個人的な思惑があるのか舌なめずりをして頬を赤らめた。
火野のような男を忌み嫌っていることから、理想郷がどういうものか察せられた。
場所が変わっても、部屋で一人になって彼が考えることと言えば絵理沙についてだった。
そして今生きていることが分かったのはいいが、世界に牙を剥くテロリストに堕ちたとなれば、そうなった納得できる理由が知りたくなった。
そうしてベッドで思い悩んでいると、絵理沙が残したあの端末に彼に宛てて、新潟県某所のメッセージが浮かび上がった。
何がきっかけなのか、国外としか分からなかった位置情報がいきなり新潟県某所にまで絞られた。
絵理沙が善に漏らした情報とも一致する日本海側だが、それを怜人が知る由もなく、ここからじゃ詳しい場所が調べられないことに焦りを感じた。
その直後、テンション低めの朱音が話があると言って部屋に入って来た。
朱音やマリアと密談する時は、あれから盗聴されるのを避けてシャワールームで怪しまれないように裸になり、水音で会話が拾われないようにするのが常だった。
だから朱音は脱衣場に入るなり服を脱ごうとするが、彼は服を着たまま強引に中に連れ込み、シャワーを流し始めて盗聴回避の準備を整え、朱音の魅惑のボディを見ることさえ避けた。
改まった様子の朱音の話とは、捕まったばかりの母親、鬼原長官のことだった。
母親たちはMKウイルス製造を始めとした様々な罪で裁かれるらしいと聞いた娘の朱音は、家族として愛していなくても、人類史上最悪のパンデミックテロをするようなイカれた人間ではないと分かっていたし、クロエにも不信感を抱いていた。
真面目だけが取り柄で家族そっちのけのキャリアウーマンだったから、真面目さを台無しにするようなことはしないとも信じていた。
嫌いな母のことを語った朱音は、自分の言葉が琴線に触れたのか、バスタブに手をついてシャワーを頭から被った。
彼が驚くのも構わず、今度は5年前まで弟がいたのだと打ち明けだした。
その弟の葬式にも出ずに、母は息子を殺したパンデミックをどうにかしようと奔走していたのだという。
そんな母が、息子を殺すような真似をするはずがないと信じていたのだ。
朱音の心の内を聞かされた彼は、クロエを通じて鬼原長官と話してみようと提案した。
余計な言葉のない彼の真っ直ぐな優しさに朱音は、涙とシャワーで濡れ感情が高ぶって赤くなった顔を上げた。
その直後、ノーブラ白衣で下はパンツ一丁のマリアが飛び込んできた。
マリアに促されてテレビを観ると、テロリストと言うよりカルト宗教みたいな格好をした絵理沙が映されていた。
絵理沙は顔が世界に公開されるのも構わず堂々と出ていることからも、テロリストの中心人物だということが伝わってくる。
朱音は初めて見る彼の想い人をこんな形で見て戸惑い、マリアは電波ジャックされたんだと説明。
そして絵理沙は自分たちはテロリストではないと断ってから、胸元をはだけて見せた。
後ろの二人も絵理沙同様にローブを巻くって焼印を披露し、UWの支配から世界を救う「イザナミ」だと自分たちを紹介いた。
彼は絵理沙の首に自分が預けたネックレスがあるのを見て、間違いなく絵理沙だと分かってしまった。
彼がやっと絵理沙を見れた幸せと本当にテロリストだったことに複雑な感情に襲われていると、今度はUWが嘘吐き組織だと証明するために、ナンバー4の木根渕善をカメラで映した。
木根渕善は、あの世界宣言をした水原怜人と同じ、この世界で活動可能な男性の一人であり、UW上層部の世界を牛耳っている女たちは、こうした男性を世間に隠しているのだと暴露した。
この放送をクロエも観ていたが、その表情から感情は読み取れなかった。
絵理沙は更に、UWの恐ろしき悪事を明るみに出していく。
それは大量に廃棄された人工衛星の残骸だった。
某国の処理工場に廃棄されたそれらからは、異常な数値を示す高濃度のMKウイルスが検出されたのだという。
それはつまり、人工衛星を利用して世界にウイルスがばら撒かれた証拠と言える。
それだけじゃなく、この人工衛星製造会社の取締役には、UW世界本部のトップの一人がいるという。
そのことから、MKウイルスをばら撒いて人類滅亡の危機を招いたのは、UW上層部の人間の疑いが濃厚と言う他なかった。
絵理沙の言うことが全て真実なら、UW世界本部は男が嫌いで疎ましくて仕方なくて被害者意識の強い、イカれた女たちの集まりだった。
女性だけの世界。
果たしてそれが、本当にUW上層部が企んだ計画なのだろうか。
感想
終末のハーレム47話でした。
まさかSNSで男がどれだけ酷いか訥々と語っている話が通じない病み気味の女たちが黒幕だとしたら、ある意味、SNSやネットに支配された現代社会を風刺する社会派な漫画だったのかも知れません。
そんなことより、善のハーレム村生活を詳細に描いて欲しいです。