
adabana徒花上巻
ネタバレ感想
adabana徒花のネタバレ最新話エロ画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
ハレ婚のNON復帰作。
雪が積もる小さな町で起きた、凄惨な猟奇的バラバラ殺人。
犯人は被害者にとても近しい人物だった。
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胸を鮮血に染め、雪のように白くなって雪の上に横たわっている真子。
涙を流して見下ろしている美月はノコギリを握りしめていた。
五十嵐真子の手首が発見されたというニュースが流れている朝、美月はヒステリックな母など無視してシャワーを浴びていた。

著者名:NON 引用元:adabana 徒花1巻
制服に着替え、なかなか櫛が通らない絡んだ髪を無理やりに梳かし、相変わらず学歴至上主義の母にグチグチ文句を言われるも返事さえせず、笑顔の真子が映っているテレビ画面を見た。
そして凶器にした包丁で林檎を剥き、さよならの行ってきますを返して家を出た。
そのまま学校に行く感じで警察署に行き、証拠品である包丁を声をかけてきた婦警に見せて自首したのだった。

著者名:NON 引用元:adabana 徒花1巻
被害者との間にちょっとした口論があったと語り出した美月は、たった一人の友達だったとも答えていった。
真子は明るく快活で人の中心にいるようなタイプだった。
塾がある日の帰りには真子の叔父さんのラーメン屋に寄り、バイトしている真子の仕事が終わるのを待って一緒に帰っていた。
卒業旅行には東京の夢の国へ行こうと話し、真子といる時だけは家の中のギスギスした空気を忘れられた。

著者名:NON 引用元:adabana 徒花1巻
しかし教育ママの母は、美月が少しでもいい大学に行くことが幸せとしか考えず、友達との思い出作りに許可を出すことはなかった。
それでもたった一人の友達と夢の国に行きたい美月は母など無視して行きたかったが、先立つものがない。
すると真子は稼げる方法があると言ってから、いつか返してくれれば費用なら出してあげると言ったのだった。
程なく分かったのは、真子はラーメン屋のバイトの傍ら、叔父の性的欲求に応えていたということだった。
さすがに姪の真子に本番を強要していないようだったが、美月に水着での撮影を持ちかける際の下卑た顔を見れば弱みに付け込んでどれだけおぞましいことをしているのか想像できた。
そして美月が断ると、叔父はいよいよ鬼畜の本性を露わにし、姪では気が咎めるらしいガチレイ〇を撮影しようと鼻息を荒げた。

著者名:NON 引用元:adabana 徒花1巻
抵抗されれば逆切れして暴力を振るい、真子から向けられる侮蔑の眼差しで溜め込んだストレスも一緒くたにぶつける最低最悪の性欲モンスター。
その時美月は、悪魔の悪戯か神のお恵みか、落ちていた包丁を拾って鬼畜の喉をかき切ってやったのだった。
こうして親友殺しを話していた流れで、美月はもう一件殺人を犯していることを何でもないように暴露したのだった。
供述通り、真子の残りの身体が発見された。

著者名:NON 引用元:adabana 徒花1巻