
タマロワ40話41話42話
ネタバレ感想
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救助を呼びに行った弓月とサキだったが、助けを呼べずに戻ってきたのは弓月だけだった。
明らかに殺人犯の匂いを醸す弓月の化けの皮を剥ごうとする優奈だったが、理詰めに追い込んだ結果、ついに気弱な素人セクシー女優は別の顔を露わにした。
40話
優奈に追い込まれた弓月は今までにない荒ぶりを見せ、そこらの石を掴んで振り上げ、容赦なく頭を叩き潰そうとした。
直後、鮮血がほとばしった。
ただそれは、咄嗟に優奈が弓月の首にあてがったカミソリで切れた、首からの出血だった。
丸腰で殺人犯かも知れない相手と二人きりになるほど不用心じゃなかった優奈は、サキとの争った痕跡を見つけたのも嘘で、正体を暴くためだったと明かした。
裸の身体検査くらいで殺人犯を特定できるとは端から思っていなかった優奈の目的は、始めからこの状況だった。
ここまで危険を犯したのも弓月を信じた自分へのケジメであり、期せずしてできた友達にずっと騙されていたことの怒りと悲しみをぶつけたかったから。
心底軽蔑した目で最低だと言ってやると、弓月も開き直って表情を歪ませると、逆に死なば諸共の勢いで優奈の首を絞めにかかった。
すると涙を流し、臆病で卑怯で嘘吐き裏切りの連続の最低な人間、そんなクズなんだと自虐し始めた。
ただの脅しのカミソリが深く入りそうな感触に焦った優奈は放せと叫ぶが、死にたいわけじゃないと言いながらも弓月は放さない。
そして改めて最低な裏切り者でクズな自分が大嫌いなんだと卑下しまくり、人生を終わらせる役目さえ卑怯にも優奈に任せようとした。
その最低極まりない頼みでキレた優奈は気合で押し返すと、思いっきりビンタを食らわせてやった。
そして弓月の頬にそっと触れてしっかり視線を合わせ、助けを求めればいいだろうがと説教を食らわせた。
単純で簡単な方法を示されたことよりも、酷い裏切りをしてなお、まだ見捨てないで助けようとしてくれるお人好しさに胸打たれた弓月は、乳頭を地面に触れ合わせながら号泣したのだった。
泣きも落ち着き服を着たところで、優奈はもう一つの核心に触れていこうとした。
それは今回の事は誰かに強要されてしたことなのか否か?
その問いかけで明らかに肩を震わせたことから察した優奈が、更に優しく訊き出すと、弓月はまた情けない顔をしながらも、ずっと強者に媚びて生きてきたのは嘘じゃないと言い出した。
ではタマロワ参加者の中での強者といえば、いわずもがなに殺人犯がトップ。
ここでやっと弓月が殺人犯じゃないと分かった優奈は、そうだったら嫌だなと思っていた方を五十嵐と二人きりで残したきた意味を理解した。