
デッドチューブDEAD TUBE18巻
ネタバレ感想
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場近を返り討ちにして、デッドチューブネオのネタとして全裸でボコボコにする動画を撮った町谷と真城。
黒石は二人はヤバいから共倒れに持ち込もうと四坂を誘い、彼女は友情を信じることに。
そして完成したデッドチューブネオ上映会が、廃館になった映画館で行われたのだが…
デッドチューブDEAD TUBE18巻
四坂は真城の腹をぶっすり刺した。
バカな子供を見るように苦しみながら苦笑いする真城と、何度も謝って涙を流す四坂。
とにかく四坂はこれで新海に真意を訊ねるが、ずっとカメラを回し続けている彼はもう喋れると気づき、自分は監督じゃないと答えた。
新海は撮影には全く参加しておらず、今回の上映会も招待されただけで、路地裏で場近と会っていたのも単に呼び出されたからだという。
そして今の今まで、真城が刺されたのも真に迫る演技で映画の一部だと思っていたらしい。
四坂は勘違いで早合点をしてしまったのか。
一体誰が幸福の伝道師なのか。
四坂の混乱の慟哭に応えたのは映研部員ではなく町谷で、これで撮影終了だと言いながら立ち上がり、まさかの正体を白状した。
一体いつから町谷がデッドチューブネオに関われたというのか。
真城を犠牲にするラストにすることもあり得ないと四坂は感じるが、親さえも殺せると自虐し返す町谷は、最高の脚本と最愛の相棒が見つかったのだからカメラを回すと言い切った。
あまりにおぞましく気持ち悪い、イカレタカメラマン二人の通じ合い。
その時、騙されるなと新海に忠告したのは黒石だった。
町谷を信じてはダメだ、大嘘吐きとまでこき下ろし、新海からの愛まで横取りするのは許せないと言い出すわけは、デッドチューブネオを作ったのが自分だから、いや自分たちが新海のために作ったものだからだという。
そう、幸福の伝道師の正体は一人ではなく、歪んでトチ狂った愛情を抱いた部員3人によるものだった。
新海への愛だけが本物で、そのために処女を失ったのも兄を犠牲にしたのも本当で、偽りなのは四坂との友情だった。
映研に誘われた時から騙されていたと知らされた四坂はしかし、それはお互い様だと暴露し返した直後、真城が河本をぶん殴った。
3人が黒幕だと見抜いていた町谷が脚本を上書きした通りに展開してホイホイ正体を現したので、真城は続けて黒石の脳天もぶち割り、この程度で演技を止めるなんて役者不足だとこき下ろしてやった。
四坂が3人を騙していたのは、黒石が助けを求める電話をかけてきた後からだった。
全ては町谷のお膳立てに乗っただけであり、だから黒石たちは四坂の変化や違和感に気づけなかったのだがそれもそのはず、この時まで3人を信じていたからだ。
結局、四坂をただ駒としか考えていなかったから、黒石たちは逆に騙されているなんて考えもしなかった。