
大巨蟲列島39話40話
ネタバレ感想
大巨蟲列島のネタバレエログロ画像、漫画最新話、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
地獄絵図の祭り会場から逃げ出せたかと思えば、平穏だったホテルにも不穏な空気が漂い始める。
人っ子一人いなくなったことで睦美は誰かしらを探し始めるが、死肉喰らいのシデムシに襲われてしまう…
大巨蟲列島39話
シデムシに襲われ万事休すだった迫田は睦美に駆けつけてもらって何とか脱兎の如く逃げることができ、茂みに飛び込んで一安心。
したのも束の間、睦美は油断せずにヨモギが何かの葉っぱを揉み潰して匂いを消すように促し、今は運にかけるしかないという。
死肉喰らいシデムシの嗅覚は相当なモノであり、次に見つかれば逃げ切れる保証はないのだ。
まさに一か八かのハイドアンドシーク。
息を殺し気配と匂いを消し、おぞましい巨蟲が離れていくのを待つしかない二人。
僅かな挙動にも生きた心地がしない中、運よくシデムシはどこかに行ってくれたが、悠長にしている暇はなく、生き埋めで卵を植えつけられただろう葵たちを早く助けてあげなければ間に合わない。
死の恐怖に晒されて危険なことはしたくない迫田だが、ジュリアは友達ではないのか?と訊かれると、彼女とのドエロイ思い出がありありと甦った。
それはポロリ必至なマイクロビキニを買ってもらった時のことだった。
少ない布に大金を出してくれるのは、それだけ他人から搾取して潤っているからだろうが、知り合って間もない相手にここまで気前よくできるのも訝しんだ迫田。
率直にその疑問をぶつけてみると、ジュリアはもう友達だから仲良くして人生を彩るためだといいことを言うが、そこに下心があるのは彼女らしい性欲大魔神な一面。
とにかくあまりに衒いの無い答えに迫田はシンプルに感謝し、それがジュリアを悪しからず思うきっかけになった。
その思い出を振り返った迫田は自分の危険より友達を助けることを優先し、シデムシの巣があるはずのゴルフ場の方へと向かった。
ゴルフ場を取り囲む鬱蒼とした小山はシデムシが獲物を埋めるに適した場所。
その読み通り、塚のようにこんもり盛り上がった土盛りをいくつか見つけ、ジュリアの携帯を鳴らしてみるとご明察、一つの盛り土の中から着信音の声が漏れ聞こえた。
すぐさま硬めのペットボトルを斜めに切った簡易スコップで土を掘り返していくと、一緒に埋められている葵とジュリアを発見。
ねっちょり腐敗を遅らせる酵素に塗れ、卵も産みつけられてはいるが葵は意識を取り戻して生存を確認できた。
迫田はジュリアを助け起こすがうんともすんとも意識が戻らず、躊躇せずに人工呼吸をし始めた直後、まさかのディープキス返しで無事を確認できたのだった。
二人が埋められても生きていられたのは、葵がかつて土砂崩れに遭った際、丸まることで呼吸する空間を維持できた経験があるからだった。
その葵と一緒に埋められたことでジュリアも何とか呼吸を長持ちさせることができ、ベロチューされたことなんか気にせずに迫田はエロ友達の無事を喜んだ。
ともあれ他の生存者も掘り起こそうとした矢先、迫田はジュリアの背中で蠢いているシデムシの幼虫に気づくや叩き落とし、問答無用で止めを刺してしまった。
睦美が止めるも間に合わず、幼虫の断末魔が響き渡り、親が駆けつける原因になった。
こうなったら他の盛り土を掘り起こしている暇はなく、自分たちが生きるためにまた勝ち目が薄い逃走をしなければならなかった。